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チェロとピアノと室内楽漬けの中、レッスンメモや練習メモ、合間に日々の徒然を綴ります。
室内楽合宿終わり。
2019-03-27 (水) | 編集 |
ようやく主催していた合宿が無事完了し、ひととおりの「お荷物」をおろした気分です。

今回は弦のみの室内楽を重点にし、1人だけピアニスト様をお誘いしたから(いつもご一緒していただいているあの方♥)、
一組だけピアノ室内楽になりました。

なんで弦のみにこだわったかというと、ピアノが入るとピアニスト依存率が高すぎるからということがひとつ、
(ピアニストが素晴らしければ弦は負担がすごく下がるともいう)、
会場にしてた宿のピアノのコンディションが良いとはいえなかったことです。

室内楽を勉強したいならやはり弦楽四重奏は外せません。
前回ピアニストの参加が集中しすぎてやむなくピアノ室内楽オンパレードになった反省から
今回は募集当初から「弦室内楽重視」をぶちあげたため、
弦楽四重奏3組、弦楽三重奏1組、 そして上記のピアノ室内楽はピアノトリオでした。

シューベルトの弦トリ(いわゆる断章)、 ベートーベンの弦カル5番(Op18)、
メンデルスゾーンの弦カル6番、メントリ2番、 私の参加した組はモーツァルトの「不協和音」。


11月下旬ぐらいから日程合わせの相談をしつつ練習に集まりましたが
残り3人の音大卒メンバーは2人は音楽教室でヴァイオリンを教えているため 時間がなかなかあかず、
残る一人も バイト(音楽じゃないけど)と、レッスン通いと、いろんな音楽のお仕事があり、
4人が時間の合うタイミングが皆無にひとしく、 
なんとか 何度か3時間程度の練習日を決めた中で、 誰かが体調不良(インフルとか)になって数回流れてしまい
結局 選曲会を除けば3回集まれた? ってところでしたので、
室内楽的に 音色や音程感をちゃんと合わせるところまでは難しかったです。

やはり室内楽はもっと合わせの時間が取れないと完成度を上げるのは難しいなあと思いました。

音大在学中にもっとやれる機会があればいいんでしょうね。
卒業してからだと本当に難しいんだと思います。

でも  やったことがなかった「不協和音」 できて嬉しかったです。
やっぱり名曲だわーーー・

モーツァルト弦楽四重奏曲第19番  「不協和音」 音源

1,2,4楽章です。
練習とレッスンのとき繰り返しなしだったのを 本番だけ繰り返しありにしたものだから、
ちょびっと間違えたりしたのも思い出です(^^;

C-durなのですが CとGが上ずらないようにするのが重要だなと思いました。
あと、Fisの音程があちこち難しかった。

こういった調性や和音ごとの ピッチのいいとこを取る難しさがまだまだ訓練したいなと思ったところです。


限られた練習でしたけど 2回めなどに レコーダーで録音してその場でみなで聴く、という奴を今回もやりました。
やはりとても良い方法だと再認識しました。

メンバーもやったことがなかったようで、
先生などに聴いていただけない分、とても真剣に音源を聴いて研究されていました。

いろんな意味で合宿は楽しかったです。


自分たちなりのストーリーみたいなものを感じながら 「語り合う」音楽の魅力が室内楽かも。
この曲は もっとちゃんと練習して また弾いてみたいですね。









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