2018-09-22 (土) | 編集 |
ただいま、ショスタコ一色の日々ですが
21日に 広い場所で音を出す練習をしようと、市のとある区民館の200人クラスの大会議室を借り切って弾いてきました。
2人で貸し切り 贅沢で楽しかったです。
3時間ほど ピアニストとあれこれ相談しながら練習。
最後に4本 録音して終わりにしました。
そして今日 音源を整理して研究しているところです。
実は前日の19日に朝早くからレッスンをお願いしており ピアノとペアで指導していただいてきました。
チェロについては 例によって 1音1音まで分け入った細かい音の出し方、作り方を 微に入り際にわたり 突っ込まれました。
ありがたや。
1) ここぞという大事な響きの音にどの指を使うか。
プロは3指を大事な音に使わない。
3指は生まれつき弱いので。
定型のポジションどおりなら3指になるところでも 2指にした方がまるで音が良くなる、というのを目の当たりに。
その日の先生は最初 手元を見ないようにして耳だけで聴いてくださいました。
そして 「音が悪い!と思ったところを見ると やっぱ 3指か!!」と言われ、、、、、(´;ω;`)ウゥゥ
徹底的に運指を 見直すことにし、いくつかの音を2指などに変更。
たとえば 一番初めのAのアウフタクトのAの音。 3-1と取っていたけど 3でやるならもっと倍以上しっかり押さえないと音色が出せない。 だいたい私の薬指というのは ただでさえ弱いところに 2000年の事故で切断されたために、 レントゲンで見ると くっきりはっきり 第1関節から先の骨が欠損してるんです。 骨の太さが半分。
ぐらつきやすいし、1本でどう強く抑えても足りない。
2指を添えてダブルで押さえることが多いですが それが出来ないフレーズの場合は・・・
ということでこれは2指から始めるように変更しました。
他にも冒頭のAの音の出し方では いろんな事を指摘されました。勉強になるわー、、、、
ピアノのイントロが始まったところからチェロも音楽を始めている状態にならねばダメ。
自分の入る直前まで入ってない感じがダメ。
当然すぎる指摘。 自分、少々手を抜いてましたね、、、、、
ということでピアノの入る瞬間から一緒に始まる意識で 呼吸を合わせ、
すっとそこに乗って入る、ということに神経を集中するように気を付けたら まるで感じが変わるのですね。。。
2) 「テンポ」ではなく 「音楽の速さ」 をよく聴き 一致させること
ピアノがゆったりの旋律を奏でているときに テンポ的には同じだとしても 「音」が 私の方が速い! という指摘。
これも 呼吸まで気を付けて 一致させていくように変える。
3)ピアノ
冒頭のベースラインはやはり今回も同じ指摘が出ました。
今度はもう少し具体的に。
これは私も何度か伝えていたことなので 先生に指摘していただけて良かったです。
ベースラインがどんどん前に進む感じでいかないと音楽が死ぬのです。
ペダルの使い方と 音を置くタイミングのふたつで大きく変わるのですが
まず第一に 「そういう音楽を描く」ことが最初なのだろうな。
指摘直後は すごく乗りやすく、弾きやすくなりました。
このまま定着させてたい!
なかなか私から言いにくいときもありますが 先祖返りしていたらそのたびに リマインドして復活させてゆこう!
4)その他
ピアノに対しての注文は やはり 「それでは上手な伴奏」 という箇所。
『相手を聴かなくていいところまで 聴きすぎて 親切すぎて 音楽の流れが止まる』
という箇所がいくつかあり・・・
つまりそれは ピアノ側が 自己主張して主導権を握るべき場所でまで 相手に親切に合わせて失敗するパターン。
「うーん。 ある意味 お上品すぎるんだろうなー(苦笑) もっと主張がないと」 と先生がおっしゃる意味は まあ わかります。
伴奏、ではなくて ソナタだから それぞれが主張する箇所、 相手の音楽を聴いて乗る箇所など さまざまなのですね。
時にピアノから 仕掛けて煽ってきてほしいところなどもあるし、チェロも そうやってこちらの音楽で引っ張るだけの力量をつけたいと感じる箇所もあるし。
ピアニストの人って、 日ごろ 「でかすぎる!!」と怒られ続けて 遠慮がちになる癖がついてたりするのかもしれませんね。
★音源
というわけで この日の成果?です。
3本めと4本目の音源です。
ショスタコ チェロソナタ 1楽章 Take-1
ショスタコ チェロソナタ 1楽章 Take-2

にほんブログ村
21日に 広い場所で音を出す練習をしようと、市のとある区民館の200人クラスの大会議室を借り切って弾いてきました。
2人で貸し切り 贅沢で楽しかったです。
3時間ほど ピアニストとあれこれ相談しながら練習。
最後に4本 録音して終わりにしました。
そして今日 音源を整理して研究しているところです。
実は前日の19日に朝早くからレッスンをお願いしており ピアノとペアで指導していただいてきました。
チェロについては 例によって 1音1音まで分け入った細かい音の出し方、作り方を 微に入り際にわたり 突っ込まれました。
ありがたや。
1) ここぞという大事な響きの音にどの指を使うか。
プロは3指を大事な音に使わない。
3指は生まれつき弱いので。
定型のポジションどおりなら3指になるところでも 2指にした方がまるで音が良くなる、というのを目の当たりに。
その日の先生は最初 手元を見ないようにして耳だけで聴いてくださいました。
そして 「音が悪い!と思ったところを見ると やっぱ 3指か!!」と言われ、、、、、(´;ω;`)ウゥゥ
徹底的に運指を 見直すことにし、いくつかの音を2指などに変更。
たとえば 一番初めのAのアウフタクトのAの音。 3-1と取っていたけど 3でやるならもっと倍以上しっかり押さえないと音色が出せない。 だいたい私の薬指というのは ただでさえ弱いところに 2000年の事故で切断されたために、 レントゲンで見ると くっきりはっきり 第1関節から先の骨が欠損してるんです。 骨の太さが半分。
ぐらつきやすいし、1本でどう強く抑えても足りない。
2指を添えてダブルで押さえることが多いですが それが出来ないフレーズの場合は・・・
ということでこれは2指から始めるように変更しました。
他にも冒頭のAの音の出し方では いろんな事を指摘されました。勉強になるわー、、、、
ピアノのイントロが始まったところからチェロも音楽を始めている状態にならねばダメ。
自分の入る直前まで入ってない感じがダメ。
当然すぎる指摘。 自分、少々手を抜いてましたね、、、、、
ということでピアノの入る瞬間から一緒に始まる意識で 呼吸を合わせ、
すっとそこに乗って入る、ということに神経を集中するように気を付けたら まるで感じが変わるのですね。。。
2) 「テンポ」ではなく 「音楽の速さ」 をよく聴き 一致させること
ピアノがゆったりの旋律を奏でているときに テンポ的には同じだとしても 「音」が 私の方が速い! という指摘。
これも 呼吸まで気を付けて 一致させていくように変える。
3)ピアノ
冒頭のベースラインはやはり今回も同じ指摘が出ました。
今度はもう少し具体的に。
これは私も何度か伝えていたことなので 先生に指摘していただけて良かったです。
ベースラインがどんどん前に進む感じでいかないと音楽が死ぬのです。
ペダルの使い方と 音を置くタイミングのふたつで大きく変わるのですが
まず第一に 「そういう音楽を描く」ことが最初なのだろうな。
指摘直後は すごく乗りやすく、弾きやすくなりました。
このまま定着させてたい!
なかなか私から言いにくいときもありますが 先祖返りしていたらそのたびに リマインドして復活させてゆこう!
4)その他
ピアノに対しての注文は やはり 「それでは上手な伴奏」 という箇所。
『相手を聴かなくていいところまで 聴きすぎて 親切すぎて 音楽の流れが止まる』
という箇所がいくつかあり・・・
つまりそれは ピアノ側が 自己主張して主導権を握るべき場所でまで 相手に親切に合わせて失敗するパターン。
「うーん。 ある意味 お上品すぎるんだろうなー(苦笑) もっと主張がないと」 と先生がおっしゃる意味は まあ わかります。
伴奏、ではなくて ソナタだから それぞれが主張する箇所、 相手の音楽を聴いて乗る箇所など さまざまなのですね。
時にピアノから 仕掛けて煽ってきてほしいところなどもあるし、チェロも そうやってこちらの音楽で引っ張るだけの力量をつけたいと感じる箇所もあるし。
ピアニストの人って、 日ごろ 「でかすぎる!!」と怒られ続けて 遠慮がちになる癖がついてたりするのかもしれませんね。
★音源
というわけで この日の成果?です。
3本めと4本目の音源です。
ショスタコ チェロソナタ 1楽章 Take-1
ショスタコ チェロソナタ 1楽章 Take-2
スポンサーサイト

にほんブログ村