2018-03-30 (金) | 編集 |
ずいぶんブログを更新してませんでした。
なんだかそれどころでなく・・
コンクール挑戦という大仕事 終わりました。。
本選は豊洲シビックホールというところでした。
初めてのホールです。
ファツィオリというイタリアの超高級ピアノを導入してるので有名で
名前は知っていました。
小さすぎず大きすぎずの程よい規模の綺麗なホールでした。
でもコンクールって ステリハもなくていきなり本番なんです。
一応 控室で音出しはできるとはいえ なかなかハードです。
なので 本番まえ1週間に意識したことは
練習室に その日初めてはいって いきなりチェロを構えて 曲を弾いたときのクォリティをなるべく安定させることでした・・
出だしと最後はほんとに重要です。
シニア部門だの そういった分け方はされてないので わたしだけうんと年寄りなんですけどもwww
ある意味では開き直れていいんでしょうか。
でも他の方の演奏をぜんぶ聴くような心の余裕はさすがになく
自分の番が終わったら その場をすぐ離れて やったことを忘れちゃうように努めましたね、、
なにせ 「うぎゃー! だめだこりゃ」って失敗したので。
最後の最後の キメのFisを シフトするときの親指がもつれて 大外ししたんですわ、、、
あんなに練習したのにぃぃぃぃぃl
幻想小曲集の1と3曲目で出たんですが(持ち時間が8分なので3曲全部は弾けないんで)
どちらにも すごい音の跳躍箇所がいくつもあって
これまでの「本番」では 「時の運」にまかせてたのが実情。
いやもちろんそれなりに練習はしたんだけど打率は五割までしか上げられなかった。
「これ以上 無理!」って心のどこかで逃げてたかも。
さすがにコンクールに出ようとするなら そうもいってられず
先生も とことん指導して下さることもあり
もっと頭をつかって訓練を試みた結果 かなりちゃんと弾けるようにはなったけど 打率10割(百発百中)までは 持って行けませんでした。これが今の自分の限界かぁぁぁって感じ。
練習中とか レッスン中とかに 何度も 「自己ベスト」的パフォーマンスは出せて来たけど
それを自在に出したいときにコントロールできるところまでは持って行けないのが 自分の今後の課題
クリアできる気はしないけど 今後もその能力をどうやったら高められるかを練習のテーマのひとつにしてゆきたいですね・・・
だって悔しいもの。
で 本選の演奏はというと 緊張してないつもりでもやっぱり緊張しまくっていて 固くなっていたようです。
今回、 広い場所での練習、というのを一度もやってないことが良くなかったかもしれません。
音量をもっと思い切って出せなかった。
講評では 全員になぜだか音程をひどく褒めていただけて意外でした。
自分で聴き返しても 「いや だめでしょ」 って思うのです。
ここ低い、ここも低い、 うぎゃーって。
その大きな跳躍箇所だって ばっちり決まったのが一個もない。
かろうじて ギリごまかせるところで弾けたけど JUSTになってないから響きが足りません。
そんなこんなで 弾き終わった時は 「あーー だめだこりゃ。もう結果待たないで帰ろうかな」って気分でした。
で 最上階に見晴らしいいテラスがあると聞いていたからそこに上って 持参のおにぎりなんぞ食べている間に
授賞式がさっさと終わってしまったらしくwww
受付階に戻ったら みなさんに「あーーっ さっき 講評終わっちゃいましたよぉぉ」といわれ、
「え? まあでも多分私今回関係ないよね」って顔でいたら、なんか いろいろ渡されてww
3位 いただきました。
友人が 録画と録音を引き受けてくれたため(感謝!) 帰宅して ビデオ見てみたのですが
まあおおむね自己評価のとおりの演奏。
1曲目はまあまあかなあと思っていたけど まあそんな感じ。
意外に その ラストのFis外したところが 思ったよりは目立たないのでびっくりでした。 ふうん・・
1曲目 で ある先生は 良くも悪くも内向き といったことをおっしゃり ( =Schumannらしいともいえる。でもパフォーマンスとしては???) まあこれは想定内。 選曲がそもそも コンクールという場所向きでないのでした(苦笑) 無理がある、、、
Zartですもんね。 内向的で繊細な感じで。 コンクール向きにはもっとゴリゴリ外向きの曲を持ってきた方が良さそうだし。
講評でうれしかったのは (1曲目) 「ほの暗いメロディーが ぴったりの
音色と歌わせ方で伝わってきた」と書いて下さった先生かな・・
音程のことは たぶん 旋律的にとるべきところの音程、とか、
和声的にとるべきときの音程(例 属七は低め、とかああいうやつ) とか そういうのが ある程度 ハマってたってことなのかなあ。
どちらの師匠もそういうことに口うるさい先生でしたから この7年ほど 耳タコレベルにいわれて さすがに少しは身についたってことでしょうか。
なんにしても 美しいと感じられる演奏の前提条件のひとつである「音色」には 「音程」も
当然含まれるから 今後も もっと精度は上げてゆきたいものです。
そして 「広い場所で弾く練習」 も 意識的に取り入れてゆきたいものです・・・
音程とヴィヴラートと弓の使い方が 響きの美しさに直結することを痛感します。
審査員の方が褒めてくれるほどには自分では音程がいいと思いません。
冒頭は比較的美しく響いているのでOKだと思うけど、
あちこち 「うっ…! やだなあ」と自分で感じる箇所が山積みです。
すべての音が自分の願い通りの響きになった演奏、というのものが死ぬまでに一度ぐらい出来るんでしょうかね。
もっともっと美しく、もっともっと表現を深めてゆきたいものです。

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なんだかそれどころでなく・・
コンクール挑戦という大仕事 終わりました。。
本選は豊洲シビックホールというところでした。
初めてのホールです。
ファツィオリというイタリアの超高級ピアノを導入してるので有名で
名前は知っていました。
小さすぎず大きすぎずの程よい規模の綺麗なホールでした。
でもコンクールって ステリハもなくていきなり本番なんです。
一応 控室で音出しはできるとはいえ なかなかハードです。
なので 本番まえ1週間に意識したことは
練習室に その日初めてはいって いきなりチェロを構えて 曲を弾いたときのクォリティをなるべく安定させることでした・・
出だしと最後はほんとに重要です。
シニア部門だの そういった分け方はされてないので わたしだけうんと年寄りなんですけどもwww
ある意味では開き直れていいんでしょうか。
でも他の方の演奏をぜんぶ聴くような心の余裕はさすがになく
自分の番が終わったら その場をすぐ離れて やったことを忘れちゃうように努めましたね、、
なにせ 「うぎゃー! だめだこりゃ」って失敗したので。
最後の最後の キメのFisを シフトするときの親指がもつれて 大外ししたんですわ、、、
あんなに練習したのにぃぃぃぃぃl
幻想小曲集の1と3曲目で出たんですが(持ち時間が8分なので3曲全部は弾けないんで)
どちらにも すごい音の跳躍箇所がいくつもあって
これまでの「本番」では 「時の運」にまかせてたのが実情。
いやもちろんそれなりに練習はしたんだけど打率は五割までしか上げられなかった。
「これ以上 無理!」って心のどこかで逃げてたかも。
さすがにコンクールに出ようとするなら そうもいってられず
先生も とことん指導して下さることもあり
もっと頭をつかって訓練を試みた結果 かなりちゃんと弾けるようにはなったけど 打率10割(百発百中)までは 持って行けませんでした。これが今の自分の限界かぁぁぁって感じ。
練習中とか レッスン中とかに 何度も 「自己ベスト」的パフォーマンスは出せて来たけど
それを自在に出したいときにコントロールできるところまでは持って行けないのが 自分の今後の課題
クリアできる気はしないけど 今後もその能力をどうやったら高められるかを練習のテーマのひとつにしてゆきたいですね・・・
だって悔しいもの。
で 本選の演奏はというと 緊張してないつもりでもやっぱり緊張しまくっていて 固くなっていたようです。
今回、 広い場所での練習、というのを一度もやってないことが良くなかったかもしれません。
音量をもっと思い切って出せなかった。
講評では 全員になぜだか音程をひどく褒めていただけて意外でした。
自分で聴き返しても 「いや だめでしょ」 って思うのです。
ここ低い、ここも低い、 うぎゃーって。
その大きな跳躍箇所だって ばっちり決まったのが一個もない。
かろうじて ギリごまかせるところで弾けたけど JUSTになってないから響きが足りません。
そんなこんなで 弾き終わった時は 「あーー だめだこりゃ。もう結果待たないで帰ろうかな」って気分でした。
で 最上階に見晴らしいいテラスがあると聞いていたからそこに上って 持参のおにぎりなんぞ食べている間に
授賞式がさっさと終わってしまったらしくwww
受付階に戻ったら みなさんに「あーーっ さっき 講評終わっちゃいましたよぉぉ」といわれ、
「え? まあでも多分私今回関係ないよね」って顔でいたら、なんか いろいろ渡されてww
3位 いただきました。
友人が 録画と録音を引き受けてくれたため(感謝!) 帰宅して ビデオ見てみたのですが
まあおおむね自己評価のとおりの演奏。
1曲目はまあまあかなあと思っていたけど まあそんな感じ。
意外に その ラストのFis外したところが 思ったよりは目立たないのでびっくりでした。 ふうん・・
1曲目 で ある先生は 良くも悪くも内向き といったことをおっしゃり ( =Schumannらしいともいえる。でもパフォーマンスとしては???) まあこれは想定内。 選曲がそもそも コンクールという場所向きでないのでした(苦笑) 無理がある、、、
Zartですもんね。 内向的で繊細な感じで。 コンクール向きにはもっとゴリゴリ外向きの曲を持ってきた方が良さそうだし。
講評でうれしかったのは (1曲目) 「ほの暗いメロディーが ぴったりの
音色と歌わせ方で伝わってきた」と書いて下さった先生かな・・
音程のことは たぶん 旋律的にとるべきところの音程、とか、
和声的にとるべきときの音程(例 属七は低め、とかああいうやつ) とか そういうのが ある程度 ハマってたってことなのかなあ。
どちらの師匠もそういうことに口うるさい先生でしたから この7年ほど 耳タコレベルにいわれて さすがに少しは身についたってことでしょうか。
なんにしても 美しいと感じられる演奏の前提条件のひとつである「音色」には 「音程」も
当然含まれるから 今後も もっと精度は上げてゆきたいものです。
そして 「広い場所で弾く練習」 も 意識的に取り入れてゆきたいものです・・・
音程とヴィヴラートと弓の使い方が 響きの美しさに直結することを痛感します。
審査員の方が褒めてくれるほどには自分では音程がいいと思いません。
冒頭は比較的美しく響いているのでOKだと思うけど、
あちこち 「うっ…! やだなあ」と自分で感じる箇所が山積みです。
すべての音が自分の願い通りの響きになった演奏、というのものが死ぬまでに一度ぐらい出来るんでしょうかね。
もっともっと美しく、もっともっと表現を深めてゆきたいものです。
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