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チェロとピアノと室内楽漬けの中、レッスンメモや練習メモ、合間に日々の徒然を綴ります。
過去 現在 その2 Intermezzo
2016-03-29 (火) | 編集 |
さて 2度目のIntermezzo.

初回は3年前の秋です。



頸椎捻挫による「むち打ち症」で 夏の間じゅう、殆どをベッドで痛みと闘いながら過ごした年。
たった800g程度のタブレットも持っていられず、楽器を練習すると 30分ほどでアウト。
ハンドバッグも持てず、止む終えぬ外出時は、手荷物の総重量を数百グラムに抑えて、
ロマンスカーなどをいちいち使って 決死の覚悟で動かねばならなかった時期。
チェロケースなんて100m持って歩くのも危険な状態で、いちいち夫や友人の介添えつきでしたね。

それでも 9月から少しずつ練習再開して、根性で出た発表会で、この曲とショパンの「ラルゴ」を弾いたんでした。

このころは古い方のチェロです。

1ケ月間 すっごく練習したなあ…と当時を思い出します。


そして3年後の演奏。



3年前ぐらい時間をかけて練習したかったですが、それなりには研究しなおしたしレッスンも受けました。
でも やっぱりまだまだイメージしている音には遠いですね。悔しい。
 
優れた歌手が見事な母音を響かせて歌い上げるような そんな音楽が生み出せたらいいのですけどね。
右手も左手も欠点だらけで遠い道のりです。

ボウイング技術も色々改良してきた3年間なのですが。

冒頭の音、3年前はアップで、今回は検討の末 ダウンで。
駒寄りから遅い弓で ヴィヴラート必死でかけて
テンポもゆったりめに。


・弓を返す時の「鼻が詰まったみたいな雑音」が出ちゃうケースをなくしたい。
  右手だけの問題でなく、多分左手の欠点も絡んでるだろう。
・音程をもっと完璧にしたい。響きをクリアーにするためにも。
 まだまだ音程精度が不満。
・もっと「止まらぬヴィヴラート」 を
・もっともっと ” in the String”
・messa di voce の技術向上


最後に こそっと おまけ (おまけレベルの出来なので・・・)  Op73.

1曲目だけが まあまあ許容範囲。 それでも最後の音程の悪さがイカンですが。

2曲目 音程外しすぎだし 
3曲目は あんなに練習の時、レッスンの時、テンポのことを決めたのに
こんなに忙しく焦って弾いてるとは(><)  先祖返りしてしまいました。
(初回レッスンの段階では ピアニストも2,3曲目のテンポをかなり速めで設定していました。
 たぶんクラとやったことがあったそうなので、クラの曲想のイメージが大きかったのかもしれません。
 で 師匠に「楽譜の速度指示はクラのものだから」と指摘され、もっと遅い方が良い、と言われたのでした。
 私の今の技術では弾ききれてないんだよなー・・・ それにしても 練習してるときは、ここまでじゃなかったんだけど)

練習した時の「ノーミス」のベストの演奏がかろうじて及第点で、これは自分としてもくやしい。
必ずいつかリベンジします。。。











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