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チェロとピアノと室内楽漬けの中、レッスンメモや練習メモ、合間に日々の徒然を綴ります。
マゼール+N響のチャイコ4 【Oct 29】
2012-10-31 (水) | 編集 |
NHK音楽祭、10月29日(2012)NHKホール。
指揮:ロリン・マゼール
  
ベートーヴェン/序曲「レオノーレ」第3番 ハ長調 作品72
グリーグ/ピアノ協奏曲 イ短調 作品16  (アリス・紗良・オット)
チャイコフスキー/交響曲 第4番 ヘ短調 作品36

素晴らしかったの一言。 

ただ、グリーグはソリストが位負けし過ぎ。
棒読みみたいなピアノ。
グリーグのPコンってこんなんだっけ?と違和感ありまくり。 
マゼールなら、もっといいピアニストを持ってきて欲しかった。
 
まあ マゼールは1本1千万単位という噂もある方だから、
ソリストの分まで予算が回らなかったのだろう(ーー;
そういうわけで残念だった。
 

しかしそれを補って余りあるチャイコの4番!

 
もともとソリスト指向、器楽曲や室内楽指向だったため
オケ+指揮者に関しては今の配偶者のライブラリーから『教育』された私。 
チャイコフスキーは5番とかあのへんは名盤を揃えてあるが、
4番は彼に言わせると決定的な名盤ってのが見つからず、在庫がないに等しい。
そのせいで、5番などと違ってあまり自分の中に印象がない。 
 
N響定期でも6月にアシュケナージが振ったのを最近の録画で聴いている筈なのに、印象に全く残っていない。 
 

えーー こんな素晴らしい曲だったんだっけ!?
(すいません勉強不足で)


鮮明に刻印されてしまった。 

N響もピッタリついてくる。さすがだなぁ。 
弦セクションの音の美しさが際立った。
マロのVn、素晴らしい。
やはりいいオケだなあ。 
ただしいい指揮者に当たれば。
 
VPあたりだとオケが指揮者を選ぶようなもんで、
へたな指揮者はそもそも振らせてもらえないけど、
N響は「誰だよ こんなヘボを呼んだのは!」みたいな時がままある。 
その人たちの分の予算を全部、こういうマエストロにまわしてほしいぐらい。
(無理か・・)
 

2楽章のあの旋律がしばらく頭から離れなかった。 
 

数日後、思い立って、HDDレコーダ内に置いたままのアシュケのチャイ4(N響)を「復習」してみた。
 

うーん。 こりゃ記憶に残らないわけだ。

もっさり。野暮ったい。
フレージングがぁぁ・・・
 
2楽章のあの旋律なんか、ぶちぶちフレーズ切れて
全然 歌として迫ってこない。 


同じ曲、同じオケとは思えないね。
 








 




  


 

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