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チェロとピアノと室内楽漬けの中、レッスンメモや練習メモ、合間に日々の徒然を綴ります。
29日に弾く曲
2012-09-26 (水) | 編集 |
(1)オン・ブラ・マイフ
◆バロックぽくやりたいのか、歌曲みたくやりたいのか?
バロックよりは、朗々と歌いたいけど、歌曲ほど濃くしたくない。
その割には私が最初に弾いたのは、ビブラートがバロックぽい、と言われた。
ちょっと清潔過ぎる、とな。


◆出だしのD
もっとキメを細かく、P(ピアノ)だけども、しっかり音を。
音の始まりは「氷の上の重い物の上に手をおいて動かすイメージ」の音を。
あとはロングトーンやるときの要領。
弓のスピードは早くせず、徐々に手首や腕をゆるめる感じ。
クレッセンドがついているが、これは右手の圧力でやるのではなく、
左手のビブラートを次第に大きくしていけば勝手にクレッセンドになるから、と。
弓巾に余裕があった時だけ、後半、弓のスピードを大きくするのもよし。
あと、ビブラートは、手首からでなく、もっと肘からかける。指を押さえつけ過ぎない。
しかし肘の高さや角度をよく考え、使っている指が安定し、一番自然に重みが乗る手の形で。
(一番ラクな場所)
指先、つぶさない。
指先以外はすべて力を抜く。



◆その他
音が欲しいところほど、弓は遅く。弓を使わない。
ブラームスと一緒。「低速ギア」忘れないように。
まだ完全に身についてないなぁ。ぼうっとしてるとフォルテで弓を使いすぎてる。
密度を高めて出す音!
 
ダイナミクスについても色々助言をいただく。
譜面上記載のダイナミクスが音楽的におかしいと感じる箇所がいくつもあるため。
やっぱ、おかしい。自分の感じてるほうが妥当みたいで安心した。
この曲は同じようなフレーズの固まりが2回出てくるので、それをどう構成するかの整理がついた。
その他、フレージングやポジションなど事細かに。
楽譜なしで説明がしづらいので内容は割愛。

 

結果は、本番聴きに来て下さい♪
 
「フォルテを右手だけで出そうとするな」


(2)感傷的なワルツ
IMSLPのスコア
チャイコだから、ベッタベタのコテコテで行くべし!
A-B-A’のA’の部分、ラスト手前でハイポジに上がって、
音階でだーーーっとなだれおちるところ、
valse sentimental
最高音で弓を返してしまい(UP)、DOWNでD音まで、残り5音をUP、 着地点でDOWN
 
・出だしのフレーズ、上のGまで一切「音漏れ」のない濃密な音で。
 上がってくシフティングの方はできてるけど、
 Gで小指が準備前に右手(移弦とのタイミング)が入ると、音の隙ができちゃう(T_T)

一音一音にそれぞれ最適な左手の位置を探すことを怠らない。
いい音を出す基本。
 
(あとは倍音聴きながら美しい音を追求ももちろん言われなくても基本。)

 
(3)シチリアーノ(フォーレ)
シチリアーノのリズム。符点長め。VIVALDIのSONATA No.5の2楽章もシチリアーノのリズムだった。
た~~たらら、ってリズムの時の「たらら」が軽めな感じのあれ。



(4)夢のあとに
これは去年のリベンジ。
インテンポ基本のピアノの上で、チェロを揺らしたい。
後半のクライマックスの一箇所だけ、テンポかえる予定。
大きく息を吸う感じね。
 
ビブラートをかけつづける。
肘からのビブラート。
(1)と同様の注意点。

高い音を4指でビブラートかけて鳴らすときの肘の位置。 
肘が下がらないよう。
 


明日はピアニストとの音合わせがあります。
今回は私のピアノの師匠に伴奏をお願いしています。
先週、曲線提示に軽く合わせているのですが明日は正式な音合わせ。
とても楽しみです。
 


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