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チェロとピアノと室内楽漬けの中、レッスンメモや練習メモ、合間に日々の徒然を綴ります。
Istvan Konyaのチェロ
2011-12-30 (金) | 編集 |
マイチェロが先日から工房に入院中である。
ネックが思いっきり落ちてしまい、放置するとネックが外れてしまうかも、という事態で、
考える暇もなく預けてきてしまった。
 
代替楽器が SUZUKIのしょぼい(失礼)チェロしかないそうで、やむなくお借りして来たものの、こりゃいかん… と焦り、老先生にお願いしたところ、前に見せていただいたハンガリー製のチェロとやらを快く貸し出してくださった。
 

「それねえ、最近 値段が上がってきてるんだってさ」
とおっしゃるので、
帰宅してからラベルを見てネットで調べてみたら、
やだーーー! ん百万もする楽器じゃん、これ。
 

Istvan Konya

1900年代のハンガリー生まれ、クレモナ系の作家で、
本人は21世紀を待たずに死去しているが
息子の作品でも軽く200万とかしてるぞ…
 

ついていた弦がよれよれだったので、
中古の手持ちの適当な弦をとりあえず張替え、
エンドピンを替えて
2日ほどガンガン鳴らしててたら、
すごい鳴ってきた。
 
…で、とても弾きやすくなってきた。
 

まず、音程が楽に取れる。
たぶん倍音がたくさん鳴るからじゃないだろうか?
 
響きがよい。
 
バッハなど とても弾きやすい。
 

まずい。
自分の楽器に戻れなくなるじゃないか。
 

気軽にほいっと借りてきてしまったものの、
今になって焦っている。
 
老先生はご自分のヴィヨームをお弾きになっていて、こいつはあまり普段かまってやっていないそうだ。
 
年に何度かお借りして がんがん鳴らしてしまうか。

 

マイチェロが手元に来てから40年近くたつが、
私は他のチェロを弾いたことがない。
(もちろん10分か20分ひとの楽器を触らせてもらう程度なら弾いたことがあるが)
 
その意味では、初浮気なんである。

 
うーん。
困ったな。
 

あ~あ。


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