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チェロとピアノと室内楽漬けの中、レッスンメモや練習メモ、合間に日々の徒然を綴ります。
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Beethoven動画 (さぼっている間に2023年になってしまいました(汗) )
2023-01-23 (月) | 編集 |
なんと長いこと更新しておらず。
遅ればせながら 本年もよろしくお願いいたします。

更新してないけど せっせと練習に励んでおりました。


振り返れば  去年は6月に仕事を離脱した後、夏ぐらいまで完璧に「うつ」でスランプでございましたね。
チェロ弾くの、もうやめようかなーと思い詰める程度には不調でした。

弾きたくない、弾くのが苦痛、 なぜなら まともな音が出せない(とずっと感じで追い込まれていた)から。
自分の音を聴きたくない! とも思いました。

仕事シーズンでの心身の消耗が想像を絶するレベルなのにもかかわらず、
去年はその直後の6月中旬、下旬に 音楽関係のイベントが続いた。
合宿と発表会です。

合宿は私が事務局として主催しているものだし、発表会も会場さがしたりするところまで先生と一緒に担っていたこと、
そして発表会に持ち込む曲を準備する余裕が絶対的にないタイミングだったこと、などなど
枯渇した体力と気力を回復するひまもなく、また高出力を要求される状態が続いたのが敗因だったように思います。

当時はそんなことすら考えるゆとりもありませんでしたね。

なので発表会で、  最後のエネルギーを放出した あの出来の悪い(師匠がそう思ったと伝わってきた)演奏を、先生の講評で 全否定されたように感じて もう立ち直れなくなっちゃったんだと思います。

自分の音楽を1%すら肯定するエネルギーがなくなったという、いわば異常事態。

だいぶ尾を引きました。
8月下旬に言い渡されたチェロ合宿も、ほんとに行きたくありませんでした。

まあ なんだかんだと不調に苦しんで、 ひとりでもくもく無伴奏を弾いたりはしてみていたんだけど・・
→ 5番を リハビリして 新宿某所の発表会で弾いてみて、なんかうまくいかなくて更に落ち込んだり。

カルテットも8月で終わって、ひとりでいられるようになった秋。
「ひとり」「ひととかかわらずにいられる」

これがとても重要でした。 今思えば。

アンサンブルって 他者と関わらねばならないんですね、考えてみれば。
そのうえ、私だけうんと年長ですから、どうしても私がいろいろ仕切る立場になりがち。
知らないうちに疲れ切っていたように思います。

9月にバッハをもくもくとさらって、レッスンでは結構全否定(いや、ただのうつ症状の人間にありがちな被害妄想なんですけどね)されてまた潰れて。

それでも休んでいるうちに、少しMP戻ってきたらしく
エチュードをこつこつやってみた。

ポッパーの2番目のやつが 右手の訓練によさげと思った。
毎日毎日そればっかり。

つぎに YouTubeなどの初心者向けレッスン動画をあさって、 
弓の持ち方から 楽器の構え方から   大人でチェロはじめる初心者に説明するような内容の動画を見まくって、
ヒントになりそうなものを 探しました。

そういうところから、改良の糸口を探そうと思ったんですよねえ。


そしてまた ポッパーをこつこつ。
トライアルアンドエラーの日々です。

2ケ月ぐらい そればかりやったあとに、
D先生にレッスンで そのエチュードをみていただいた。

そしてまた 毎日さらう。

次に M先生にも みていただいた。
違う切り口で突っ込んでくれるので、またそれを取り込んでさらう。

エチュードしか弾いてない数か月。

成果がじわじわ出てきたんですよね。


そんなときに、 去年はじめて師匠にいわれて参加した、「合同発表会」がまたあるよ、出る? と聞かれたので、出る、と。
去年は無伴奏でしたが、今回は数年ぶりに ピアノとのDUOに取り組んでみようという気力が戻りまして。

選んだのが 4年ぶりのベートーヴェンの3番です。
時間の都合でスケルツォを抜いた20分ほど。

4年前よりは 思った音の出るヒット率は上がってきました。

例によって本番になると へたるんですけどね。。。(T_T)


4年前より ピアニストに対して 明確に自分のやりたいシナリオや構成を伝えられるようになったのは進歩ですかね?
室内楽とピアノを しっかりレッスン受けながら勉強しだして子として12年?になります。
投入したレッスン代とレッスン時間の累積は音大生より大量だと思います(笑)

その中でとくにこの2年ほどで楽譜の読み取り方の技術が格段に向上したこと。
自分で全体を俯瞰して考えられるようになったこと。
その成果なのだろうと思います。
我ながら スコアから昔よりすごく深く情報を読み取れるようになってきたと楽しく感じています。


とはいえ やっぱり本番になると  すべての音があるべきベストの音 なんてのとは程遠いわけで。
こんな感じで 冒頭テーマですでに よたって ショックを受けてる私です。

次のリベンジのときには 乗り越えたいですねえ。。。。












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久々のチェロネタ(動画あり)
2022-06-26 (日) | 編集 |
さて、このあいだ 発表会がありました。

何年も 止まったままだったイベントで、7-8年ぶり???の再開です。

私の方も コロナ以来、人前でちゃんとソロ演奏するという機会もないまま
だらだらと過ごしています。
そして今年は2月からは目の手術関連でバタバタし、
その後は本業の鬼のような忙しさい追われ、楽器から身も心も離れた状態。

6月上旬まで仕事でほとんど楽器を触らない日々、
その後は中旬に恒例の室内楽合宿があり、そちらの運営に追われ
直後に発表会。

ほとんどまともに練習もしてないで、本番前3日ぐらいバタバタとさらうていたらく。


他の皆さんのように「新曲」なんてやる気力もないし、さらえないし。

なので既存レパートリーから選曲して慌ただしくさらっての本番でした。。。

というわけで恥ずかしいから限定公開で。


YouTubeで開く

00:02 シューマン F.A.E.ソナタより Intermezzo
03:09 同  幻想小曲集 (Fantasiestücke)
15:10 サン=サーンス 白鳥 (Le Cygne)


幻想小曲集は 真ん中の繰り返し記号のあとのブロックでやらかしましたが
(一小節分ぐらいチェロ行方不明) まあ 繰り返しありだと、いちおう2回めという「チャンス」があり(違

そして3曲目のラストの高音を また外したよ。。
リハのときは完璧だったのにさ、、

そして、白鳥は 右手の欠点モロバレになる怖い曲でございます。
こんな怖い曲、よく弾くわ、自分・・

でも 弾きたかったんですよね。


昨年11月に 19歳で死んでしまった 命に替えても、、、ってほど溺愛していた愛猫「くろ」 を想って弾いたのでした。
なぜか 彼女を喪って泣き暮らしていたときに(いまもよく泣いているけれど・・)、
チェロなんて弾く気分でもなく離れていたのが、 最初に弾きたくなったのが 白鳥だったからです。
ゆっくり、、、 そうでないと 悲しみがこぼれてしまうから ゆっくり 静かに
そうやって 毎日 白鳥を弾いていました。

よかったら その姿を見てやってください
↓↓↓
くろちん 最後のお散歩 リール動画




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【本番動画】ラフマとフォーレ 
2021-06-09 (水) | 編集 |
練習できないお仕事シーズンの最中の本番!
終わりました。
無事、、、とはいいません。 
やらかした内容は後述、、、、

6月6日ラフマニノフとフォーレ動画



としま区民センター 多目的ホール。
400席以上ある新しいホールです。
多目的ホールであって音楽ホールではないので音響はそれなりです。
覚悟してたほど悪くはありませんでしたし 妙にデッドということもありませんでした。
が PCM録音した音源で高性能イヤホンで聴くと 音響バランスはやっぱり良くないですね。
過去の音楽専用ホールでの録音と比べると一目瞭然です。
Vnなど高音楽器の人はOKかなあ。音がよく通るので。
ただ 録音をよく聴くと 超高音とかを アマチュアなので力いっぱい弾いちゃうと 結構痛い響きが飛んできます。
低音は低音で ボウイングの「あら」が耳を直撃する感じで やばいっす。
下手くそがバレバレになる怖いホールです。

ああ 寿命が縮んだ・・
要するに「あんまり助けてくれないホール」 というわけです(T_T)

その場で人のステリハ聴いてる時はあまり感じなかったんですけどね…
1Fと2Fで音響違うだろうし、客席であまり聴けてないので正直よくわからないです。

若干 ミューザの市民交流室の音響にキャラクタが似てるかな。
ヴィオラぐらいに合ってるかも。 チェロ的にはもうひとつかもしれません。
だいだいエンドピン刺させてくれないし!


メンデルスゾーンのカルテットは 顔出し許可を取ってないので、録音音源だけにしておきます。
【音源】メンデルスゾーン弦楽四重奏曲第4番 (Op44-2)

で、 事故ってるのはこちら。

なんと パート譜忘れてきたのよ。。。。(真っ青)
前夜にぎりぎりまでさらってて、譜面台の上に置いたままになってた。

ステリハ始める段になって 気づいて頭真っ白。
幸か不幸かストバイが連絡なしの大遅刻。
(20分近くの遅刻)
セコバイとヴィオラが個人練してる横で
スマホでIMSLPのペータース版をDLし、
7-11のネットプリントにアップロードしてID取って 
録画係で一緒に来てた夫にそれを転送して、
コンビニに走ってもらったのでした。

セロテープも一緒に買ってきてもらって 製本も頼んで、
ぎりぎり 本番前の 事前練習には間に合ったけど、
ここからがまた問題。

使ってたのは「ヘンレ」。  
ペータースって ぎゅっと楽譜を詰め込んでて 譜割が ものすごい違うんです。

そのうえ当然ながら 「まっさら」です。
運指も ボウイング関係も まっさら。

とにかく 最低限の書き込みをして、練習であぶないとこ2回ぐらい試して
かなりきわどい感じで本番に。

なんでこんなことやらかすのか自分。
あれだけ持ち物チェック 細かくやったはずなのに肝心なものを!
(ちなみに去年のある本番では すっぴんで出かけて現地で化粧しようと用意した化粧ポーチまるまるおいてきて、マツキヨに走った。。)

落ち込み感半端ない。
なんかもうメンバーに申し訳なかったなあ。

こんな オッソロシイ本番は初めて。

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死ぬほどやらかした未熟なラフマ
2021-03-19 (金) | 編集 |
正月明けから2月にかけて、ピアニストと突貫工事で  4楽章ぜんぶに取り組んだ 問題のラフマ。

こちらが 限定公開の動画です →  ラフマニノフ チェロ・ソナタ 全楽章@しまりすホール

全力は出したんですが やっぱり大曲過ぎ。
「譜読み終わりました」という演奏です。

ピアニストは あとで知ったのですが「めちゃくちゃ上がってました」

そうかあ だから三楽章の出だし間違えてしまったのね。
本当に大変な曲です。
40分近い。

振り返ってみて、
2日連続 マスタークラスからそのまま 本番、で弾いて
本番で40分の集中力を維持するには
超人的な精神力と体力が必要だったな、と思いました。

あんなに気をつけて克服したはずの4楽章中間部の カウントしづらいところ、2回とも入るの間違えてるしさ・・・
ピアニストがささっと対処してくれたから良かったけど
(そういうのは絶対的に信頼してる。すぐアジャストしてくれる!という。)

2楽章も中間部の歌うところが好きなんだけど、
アンサンブルとしても詰め不足すぎて、
思った表現にまでは至らなかった。

(ただ 「 あのEs (E♭)のところはすごく難しいんだよ、みんなここは上手くいかないのに、すげーうまいな 」 って褒めてもらえたのだけが救い。ただしレッスン時にチェロだけで弾いたときね。 本番はいまいちだった)

好きで入れ込んで研究してるフレーズは概して褒められる(苦笑

DG師匠にも「今年は これを丹念にパーツ磨きしたい」と宣言してあるので
両師匠にそれぞれの角度でアドバイスいただきながら
1年がかりで 仕上げてゆきたいですね。




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KummerのDUO
2021-01-08 (金) | 編集 |
緊急事態宣言再発出の関係で 明日1月9日に予定していた室内楽演奏会がキャンセルになりました(TT)

区の公共系ホールですが、会場からも区からも特に制限事項は出なかったのですが、参加予定者の中から中止要請を提案する方が出たり、ご家族から参加しないよう求められた方がいたり、と色々あって前日になって中止が決まりました。

女神湖合宿や春の室内楽合宿はじめいつも一緒に行くHちゃんと二人でチェロDUOを弾く予定で準備しておりましたが、残念です。
12月には林俊昭先生にも2時間レッスンを受け(素晴らしく良いレッスンでしたよ)、いい感じに仕上がってきていて、ふたりとも本番をとても楽しみにしていたのですがとりあえず仕方ありません。

どこかでリベンジの機会は作りたいと思っていますが目先あてがないので、
正月明けに最終練習で録音した音源だけ 聴いてやってください。



プログラム掲載予定だった曲目解説:

F.Kummer作曲 チェロに重奏曲 
二重奏曲Op.22 No.2 ト短調
i) Allegro
ii) Un Poco Adagio
iii) Rondo


フリードリヒ・アウグスト・クンマー(1797-1879) は、もとはオーボエ奏者でしたがチェロの名教師ドッツァーに出会ったことでチェロに転向、ロンベルグにも師事したそうです。 ドッツァーとロンベルグ といえばチェロを勉強する人なら誰でも知っている名前ですね。
クンマーはその後 ロイヤル・オペラ・ハウスの首席チェリストとなりました。また友人のヴァイオリニストとデュオを結成、ヨーロッパ各地を演奏旅行し、自分たちが作った曲で人気を博していたそうです。

クンマーはいくつも二重奏曲を残していますがこの今回演奏するのはOp22「3つの二重奏曲」。 この曲集で一番演奏されるのは1番なのですが  今回は2番を選びました。全部で3楽章の構成となっており、美しい旋律、メリハリのきいた構成、室内楽の楽しさにも満ちているなかなか魅力的な楽曲です。 チェロ2台によるDUOというのがやってみると存外に奥深くたいへんに取り組み甲斐がありました。




音源はこちら



林先生もこちらの曲は殆ど知らずのレッスンでした。
1番だけは弾いたことのある方もいらっしゃるかも。
必ず先生が2チェロを弾かれますよね。
私も 前の先生のときに、発表会で先生の2チェロで 1楽章だけ弾いたことがあります。

今回は選曲のときに Hちゃんが3つとも弾いてみた結果 2番をやってみたいとのことだったので2番にしました。

5回ぐらいうちで練習したかな。

林先生がこんなことをおっしゃいました。

「ベートーヴェンなんかだと演奏者も深く考えて演奏するんだけど、
 言っちゃ悪いけどこのヒトぐらいだと 考えずに演奏されちゃうからね。」

なるほど。

今回 私達は かなり真面目に彫りさげて 「よく考えて」曲作りをしたつもりです。

ぜったいどこかでHちゃんとジョイント・リサイタルやります。

感想聞かせてくださったらとても嬉しいです。


★楽譜(IMSLP) 

(なお、私は 2チェロを弾いてます)


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