2017-03-22 (水) | 編集 |
きのうは夕方から師匠1のレッスンでした。
フォーレの1楽章の(たぶん)最終レッスン。
最初に弾いて見せたあと、師匠が ピアニストに
「どうしたの?何が起こったの? すごい良かったよ。立体的になって」
とほめましたよ!
「何を変えたの??」
良かったねっ ピアニスト様! あの先生なかなかピアニストを褒めてなんてくれないんだから。
まあ、「本番は一番の練習」なのですよ。おそらく。
本番を経ると確実に進歩します。
なので同じ曲は 最低3回は 本番やりたいと思ってます。
1回目で「とっかかり」を得ます。
反省と欲が出ます。
具体的な改良ができるようになります。
そうして2回目。
3回目でようやく 多少なりとも ひとつの節目になるような気がしてます。
1回弾いたら常に新しい曲に行く、 ということばかりだと 深めるヒマがありません。
彼女(pf)も 「フォーレのアプローチの仕方を少しつかめた」と言っていました。
余裕ができたら1番にもチャレンジしてみたいけど、、、、 その前にピアノカルテットかピアノトリオもやってみたいといえばみたい。
人数が増えるといろいろ大変でここまで深められないかもしれないけど
ところでチェロの方は 最後のダメ出しの細かいところをいろいろ頂きました。
もう 音と音のつながり方とか、特定の音の発音の仕方とか そういう細部中の細部ばかりです(T_T)
チェロの冒頭のフレーズで いつもFisの音程を怒られ きのうも怒られ ちょっと悔しいので これは絶対クリアしようと思いました。
★フォーレ ピアノとチェロのためのソナタ第2番 Op117 スコアとパート譜(IMSLP)

1)このEsを ついつい純正律的Esでとってしまって怒られる。ピアノと合わなくなるから。「平均律のEsで取るべし」
2)このFisが 低いと怒られる。 運指のせいもありそうだったので変えてみる。

3)頂点に到達した到達感は出せてるけど そのあとの右手が若干ポルタート気味なのはどうか。
もっとテンションつなげてみて (in the string)

4)(赤枠) C線に移弦した頭のところの発音もっとしっかり。これが聞こえないとダメ。
・・・・・これなかなかOKもらえない。
ちなみにこの箇所は結構 試行錯誤してるモチーフ。 グリーンで囲った音の音色の出し方が なかなか自分のイメージどおりにならず苦労してるところ。 弓の速度変化、圧変化をいろいろ替えて検証中。
根元から3/4ぐらいまで以降を 速度上げて圧を抜いてみたりしてる。左手は強く抑え過ぎずヴィヴラート1回半(もっとかけたいんだけど)
ここ、ピアノの左手とのかけあいになってるんだけど、ピアノがやってることが聞こえにくく ずれそうになる。
でもってこの画像の 最後に出てる Cの音。 当初 A線で取り、そのあとずっとD線で取ってたのだが、ここからcantandoなのに、私のスキルではD線で弾くとどうも輪郭が甘くてcantandoらしく弾けず 悩んだ末 A線に戻す。

5)緑枠1。D-Es これは先生には何も言われてないけど やっぱり音色で苦労したとこ。 やっと最近 なんとか決まってきた。
これはEsまでCresして太く弾くチェリストもいるけど 私は セブンスのEsを強くしたくない派。
Dで歌い上げてEsは 甘めにすこし退いた音にしたい。その「甘めで退いた音」をどうやって出すかで四苦八苦。
今はDを3指Esを4指にしてみてる。 で、右手は 圧軽めで弓半分ぐらいまでを すーっと 軽くヴィヴラートかけながら。
また変わるかもしれないけど。
6)緑枠2. これを 寝てても理想の音で取れるようにしたいけど 、、、、まあ さらいます。 何度 外したことか。
原則は 前の音をしっかり鳴らすこと。
「左手ばかりに原因を押し付けるな。たぶん原因はむしろ右手」と言われました。
7)赤枠 これは前回レッスンの時に 「ピアノにビート感みたいなのがあるところなので それに乗ったような感じがいいんじゃ」といわれたところ。今回は文句を言われなかったので 改良できたらしい。

8)ここね、、、リハーサル記号4のところ。 第2主題が出てくる大事なとこ。 ここだけは外せないとこ。
まだ音程が甘い。 「もっと響きをつくって!」と さんざん弾きなおさせられました。
「ソルフェージュできてない。」とも。
チェロにおけるソルフェージュは もっと響きの中で音を作ることまで含まれるとも。
響きは 音程(倍音の鳴る音程)と、右手と 左手(押さえ方、運指) 総動員でつくるもの。
弾き慣れてきてしまった今、 実はきちんと聴いてないのかもしれない。
自分の理想は 素晴らしい歌手が 体中から倍音鳴らして 豊かに歌う声。
1本のくっきりした単線 ではなくて、 倍音のオーラにつつまれた幅のある美しいしなやかな線。
耳で聴いてその音に到達できるまで試行錯誤。

9)これも私には難所。(音色的な) sempre F の渦中。
アウフタクトの四分音符から 長い音までをワンセットとしてるモチーフで下降してくところ。
長い音はあまり強く硬くしたくない。でもFはF。
アウフタクトの四分音符をもっとフィーチャーして そこにヴィヴラート3つぐらいかけて、残りの音はもっと右手をリラックスさせ弓を乗せてゆくようにしてみる。今はどうも次の付点に力が入ってしまってるよう。そうすると 長い音に行くときに左手が固まってるので よい音が響かせられない。 押さえてない指の力をちゃんと抜く。
まあ、後半も いろいろこんな調子で 1音1音チェック。
あと1週間、さらいこみます。
今晩は 師匠2のレッスン。

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フォーレの1楽章の(たぶん)最終レッスン。
最初に弾いて見せたあと、師匠が ピアニストに
「どうしたの?何が起こったの? すごい良かったよ。立体的になって」
とほめましたよ!
「何を変えたの??」
良かったねっ ピアニスト様! あの先生なかなかピアニストを褒めてなんてくれないんだから。
まあ、「本番は一番の練習」なのですよ。おそらく。
本番を経ると確実に進歩します。
なので同じ曲は 最低3回は 本番やりたいと思ってます。
1回目で「とっかかり」を得ます。
反省と欲が出ます。
具体的な改良ができるようになります。
そうして2回目。
3回目でようやく 多少なりとも ひとつの節目になるような気がしてます。
1回弾いたら常に新しい曲に行く、 ということばかりだと 深めるヒマがありません。
彼女(pf)も 「フォーレのアプローチの仕方を少しつかめた」と言っていました。
余裕ができたら1番にもチャレンジしてみたいけど、、、、 その前にピアノカルテットかピアノトリオもやってみたいといえばみたい。
人数が増えるといろいろ大変でここまで深められないかもしれないけど
ところでチェロの方は 最後のダメ出しの細かいところをいろいろ頂きました。
もう 音と音のつながり方とか、特定の音の発音の仕方とか そういう細部中の細部ばかりです(T_T)
チェロの冒頭のフレーズで いつもFisの音程を怒られ きのうも怒られ ちょっと悔しいので これは絶対クリアしようと思いました。
★フォーレ ピアノとチェロのためのソナタ第2番 Op117 スコアとパート譜(IMSLP)

1)このEsを ついつい純正律的Esでとってしまって怒られる。ピアノと合わなくなるから。「平均律のEsで取るべし」
2)このFisが 低いと怒られる。 運指のせいもありそうだったので変えてみる。

3)頂点に到達した到達感は出せてるけど そのあとの右手が若干ポルタート気味なのはどうか。
もっとテンションつなげてみて (in the string)

4)(赤枠) C線に移弦した頭のところの発音もっとしっかり。これが聞こえないとダメ。
・・・・・これなかなかOKもらえない。
ちなみにこの箇所は結構 試行錯誤してるモチーフ。 グリーンで囲った音の音色の出し方が なかなか自分のイメージどおりにならず苦労してるところ。 弓の速度変化、圧変化をいろいろ替えて検証中。
根元から3/4ぐらいまで以降を 速度上げて圧を抜いてみたりしてる。左手は強く抑え過ぎずヴィヴラート1回半(もっとかけたいんだけど)
ここ、ピアノの左手とのかけあいになってるんだけど、ピアノがやってることが聞こえにくく ずれそうになる。
でもってこの画像の 最後に出てる Cの音。 当初 A線で取り、そのあとずっとD線で取ってたのだが、ここからcantandoなのに、私のスキルではD線で弾くとどうも輪郭が甘くてcantandoらしく弾けず 悩んだ末 A線に戻す。

5)緑枠1。D-Es これは先生には何も言われてないけど やっぱり音色で苦労したとこ。 やっと最近 なんとか決まってきた。
これはEsまでCresして太く弾くチェリストもいるけど 私は セブンスのEsを強くしたくない派。
Dで歌い上げてEsは 甘めにすこし退いた音にしたい。その「甘めで退いた音」をどうやって出すかで四苦八苦。
今はDを3指Esを4指にしてみてる。 で、右手は 圧軽めで弓半分ぐらいまでを すーっと 軽くヴィヴラートかけながら。
また変わるかもしれないけど。
6)緑枠2. これを 寝てても理想の音で取れるようにしたいけど 、、、、まあ さらいます。 何度 外したことか。
原則は 前の音をしっかり鳴らすこと。
「左手ばかりに原因を押し付けるな。たぶん原因はむしろ右手」と言われました。
7)赤枠 これは前回レッスンの時に 「ピアノにビート感みたいなのがあるところなので それに乗ったような感じがいいんじゃ」といわれたところ。今回は文句を言われなかったので 改良できたらしい。

8)ここね、、、リハーサル記号4のところ。 第2主題が出てくる大事なとこ。 ここだけは外せないとこ。
まだ音程が甘い。 「もっと響きをつくって!」と さんざん弾きなおさせられました。
「ソルフェージュできてない。」とも。
チェロにおけるソルフェージュは もっと響きの中で音を作ることまで含まれるとも。
響きは 音程(倍音の鳴る音程)と、右手と 左手(押さえ方、運指) 総動員でつくるもの。
弾き慣れてきてしまった今、 実はきちんと聴いてないのかもしれない。
自分の理想は 素晴らしい歌手が 体中から倍音鳴らして 豊かに歌う声。
1本のくっきりした単線 ではなくて、 倍音のオーラにつつまれた幅のある美しいしなやかな線。
耳で聴いてその音に到達できるまで試行錯誤。

9)これも私には難所。(音色的な) sempre F の渦中。
アウフタクトの四分音符から 長い音までをワンセットとしてるモチーフで下降してくところ。
長い音はあまり強く硬くしたくない。でもFはF。
アウフタクトの四分音符をもっとフィーチャーして そこにヴィヴラート3つぐらいかけて、残りの音はもっと右手をリラックスさせ弓を乗せてゆくようにしてみる。今はどうも次の付点に力が入ってしまってるよう。そうすると 長い音に行くときに左手が固まってるので よい音が響かせられない。 押さえてない指の力をちゃんと抜く。
まあ、後半も いろいろこんな調子で 1音1音チェック。
あと1週間、さらいこみます。
今晩は 師匠2のレッスン。
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2013-10-24 (木) | 編集 |
夏の故障のあとの、
M先生の初レッスンだった。
正確には先月一度レッスンを受けたが、
それは10/5用のワンポイントレッスン。
夏前までのレギュラーレッスンで取り組んでいた、
シュレーダーとハイドンの再開という意味での、
復帰初回という意味です。
前日になってレッスン時間や場所の変更でゴタゴタしてどうすんだ!状態だったが、
毎度のことといえば毎度のこと。
まわりに世話かけるお方です。
(私も 手がかかると周囲に嘆かれるのでおあいこですが)
結局は珍しく朝からうちでの出稽古となった。
年に1、2回そういうことがある。
例によってキジトラ猫のミミが先生にまとわりついていた。
(先生は犬ならともかく、猫とのコミュニケーションの仕方がよくわからない、と言っていたが
ミミはフレンドリーな奴でお客が大好きで、よくなつく。
なつかれると満更でもないようで、「こいつはカワイイ」と受けていた)

シューマンを弾いてるときと違って
地味なエチュードと、地味な古典に戻るのが億劫で億劫で
レッスン日を決めるまでは逃げていたのは内緒だが
いい加減腹をくくろうと思ってレッスン日を決めてからは毎日大変だった。
とにかく気が進まないから、はかどらないのだ。
「いやだいやだ」と思ってるから、しんどさも倍増。
大げさに言えば、鬱になりそうなぐらいイヤだった…
でも、さっさとこのハイドンを終わらせたいので、
せいぜい真面目にさらおうか。
ハイドンのチェロコン1番は「C丼」と呼ばれてるらしい。
チェロでこの曲が一番好きって人も多々いるのだろうけど、
実を言うと自分はそれほど関心が強くない。
弦楽四重奏を誰かと弾いたり(聴くより自分で弾く方)、
ピアノソナタをひとりで弾くのは、好きなんだけど>ハイドン。
…なのでシューマンのように思い入れられない。
いきおい、義務で練習してる気分になりがち。
まあバロックの次で「古典」の約束ごとをお勉強するための過程なので、ここは我慢。
最低限の通過点だそうなので…
【今日の課題】
1.C-dur 4オクターブのスケールを毎日10分
2.6度の重音スケール、1オクターブ分を毎日
1.C-dur 4オクターブのスケールを毎日10分
次回まで、毎日10分、C-durだけでいいから
4オクターブのスケールをさらえと申し渡されました。
一弓16音まででよいから、と。
4ポジ以上の指使いの原則として、
勧められたのは、基音を3指でとること。
ちなみに芸大式は1、2指だけでとってゆくらしい。
(フォイヤールにもその指使いのが載っていたような・・)
まあ自分の得意な方式でいいから、どちらかに統一するのがよい、と。
そうすると、どの調でも、
どのポジションから上がっても応用がきくそうな。
去年から何度もいわれているのに
根気が続かずサボってばかりだったので
いいかげん言われたとおりやらないと。
でもねえ、スケールの指使いについては迷うのだ。
1,2指でせりあがってゆく方式の良いところは、どの音から開始して何音分連続しても同じように弾けることな気がする。
決められた音からのスケールならいいんだけど、途中の音からn音続く音階型のフレーズ、っていうのはよく遭遇して、その時 1,2指と 1,2,3指の組み合わせだと、迷わないかしらん。
それと、上りの指と下りの指はいつも鏡像状態がベストなのかもわからん。
これが鉄壁だ!というスケール練習の楽譜があったら、それで練習したいのだが。
毎日全調スケールやってる、なんて話を聞くと、うへー、と思う。
やらなきゃいけないんだろうけど、そんな根性がない。
フォイヤールにも何種類もスケールが載ってて混乱する。
最近、本当にすぐに息切れする感じである。
「強く念じて頑張れば何でも手に入る」という神話を信じられなくなったからだろうな。
どんなに願ったって、どんなに努力したって、
手に入らないものは手に入らない。
かなわないものは、かなわない。
100年努力したって出来るようにならないものがある。
願いがかなうと信じられなきゃ、辛い努力を延々続けるモチベーションにならないなぁ。
盲信できるバカにならせてくれる教祖様がいれば、バカ一徹になれるかもしれないけれど。
無常感が先に立つようになってきちゃったなぁ。
老先生の言葉じゃないけど、がつがつせずに、自分の弾けるものだけを弾いてゆけばよい、という気持ち。
努力はほどほどに。
(でも、おだてられたら、うっかり頑張っちゃう可能性はあるけどな… 単純なので)
2.6度の重音スケール、1オクターブ分を毎日もうひとつ申し渡されたのは
6度の重音の音階。
G線のCとC線のEから始めて1オクターブ分。
完璧な音程。
次の音へレガートに連続する。
この二点
CE→ DF →EG(開放弦)という具合だが
練習としては、必ず
CE→ DF(スラー)、DF →EG(スラー)…
というふうに2つずつを続けて弾くこと
音程がはずれても、弾き(押さえ)直すのでなく、
弾きながら微調整でadjustすること
この次は3度のスケールを同様に。
========
相変わらず、テニスのコーチみたいなお兄さんでしたが、
あの健全で元気なキャラに、今日は少しポジティブパワーを注入された感じで
弾く気力がちょい戻りました。
やはり根が単純なので、
「よしっ!」「良くできた」「此処が良くなってる」
「此処がまだダメ」「もうちょっと頑張ろう」
「次はこの角まで」
という感じで励ましてもらうと、
「やればもう少し出来るかな」と希望の光が見えるような気になれますな。
…比べると、D先生のレッスンはハードルが高すぎて
毎回うちひしがれて家に帰って来るんですよねえ…
一生出来そうにない気分になるっていうか。
半べそかきながら、譜面に向かう、まさに辛い辛い「修行」です。
ストイック100%ね。
午後、買い物に出たついで、気分転換に、ピアノの楽譜をちょっと買ってきた。
私は ソナタアルバムあたりでピアノをやめた人間なので
あまりピアノ曲を知らないんです。世の中には山のようにピアノ譜があるというのに。
あてずっぽうに手にとって開いてみては、
譜面を見て頭のなかでソルフェージュしてみて
私の技量で手に負えそうな範囲で、
なんとなく旋律の綺麗そうな感じのもの、という基準で
全然知らない譜面をたまに買うのが楽しみ。
今日は、
メンデルスゾーンの無言歌集と、
シューマンの小品集みたいな楽譜
の2冊を買ってみた。
無言歌集っていうのは名前は知ってたけど、
恥ずかしながら「無言歌」で知ってる曲って、例の3月に弾いたOp108だけなんだな。
ピアノソロの方の曲集はまったく曲を知らない。
メンデルスゾーンだから旋律は多分綺麗だろう、と踏んで。
新しい楽譜を買うと、早く音を出してみたくてたまらない。
Mozartを真面目にさらったあと、2時間ぐらい、両楽譜を頭っから初見で弾いてみた。
私は、楽しみで弾こうという曲の「譜読み」で苦労なんてしたくないので
この程度の難易度の、初見から一応は音楽的に弾けて、すぐに曲がつかめるレベルのものがいい。
無言歌集からいくつか、ちょっと弾いてみようかなっていうのをみつけ
シューマンの方からもいくつかみつけたところで、時間切れでした。
次はいつ気が向くかな。
まあ、しばらく気分転換用のおもちゃにできそうです。
初見はいつも楽しい。
玉手箱を開けるようなワクワク感があります。
楽譜は、あぶり出しの設計図みたいなもの。
でもそれもピアノという楽器だからでしょう。
ひとりで曲を完成できますからね・・・
室内楽のチェロ譜だけ見たって楽しくないもの。
土曜日はまた自宅で室内楽の練習というか初見大会だ。
12月に何を弾くかの選曲を兼ねる。
数時間程度なので2,3曲かな。
メンデルスゾーンは難しいのでベートーヴェンの初期が候補かもしれない。
一番人気の4番はもう弾いてしまったので、さてどうしよう。
ただし、4回の練習でどうにかなる難易度でないとだめ。

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M先生の初レッスンだった。
正確には先月一度レッスンを受けたが、
それは10/5用のワンポイントレッスン。
夏前までのレギュラーレッスンで取り組んでいた、
シュレーダーとハイドンの再開という意味での、
復帰初回という意味です。
前日になってレッスン時間や場所の変更でゴタゴタしてどうすんだ!状態だったが、
毎度のことといえば毎度のこと。
まわりに世話かけるお方です。
(私も 手がかかると周囲に嘆かれるのでおあいこですが)
結局は珍しく朝からうちでの出稽古となった。
年に1、2回そういうことがある。
例によってキジトラ猫のミミが先生にまとわりついていた。
(先生は犬ならともかく、猫とのコミュニケーションの仕方がよくわからない、と言っていたが
ミミはフレンドリーな奴でお客が大好きで、よくなつく。
なつかれると満更でもないようで、「こいつはカワイイ」と受けていた)

シューマンを弾いてるときと違って
地味なエチュードと、地味な古典に戻るのが億劫で億劫で
レッスン日を決めるまでは逃げていたのは内緒だが
いい加減腹をくくろうと思ってレッスン日を決めてからは毎日大変だった。
とにかく気が進まないから、はかどらないのだ。
「いやだいやだ」と思ってるから、しんどさも倍増。
大げさに言えば、鬱になりそうなぐらいイヤだった…
でも、さっさとこのハイドンを終わらせたいので、
せいぜい真面目にさらおうか。
ハイドンのチェロコン1番は「C丼」と呼ばれてるらしい。
チェロでこの曲が一番好きって人も多々いるのだろうけど、
実を言うと自分はそれほど関心が強くない。
弦楽四重奏を誰かと弾いたり(聴くより自分で弾く方)、
ピアノソナタをひとりで弾くのは、好きなんだけど>ハイドン。
…なのでシューマンのように思い入れられない。
いきおい、義務で練習してる気分になりがち。
まあバロックの次で「古典」の約束ごとをお勉強するための過程なので、ここは我慢。
最低限の通過点だそうなので…
【今日の課題】
1.C-dur 4オクターブのスケールを毎日10分
2.6度の重音スケール、1オクターブ分を毎日
1.C-dur 4オクターブのスケールを毎日10分
次回まで、毎日10分、C-durだけでいいから
4オクターブのスケールをさらえと申し渡されました。
一弓16音まででよいから、と。
4ポジ以上の指使いの原則として、
勧められたのは、基音を3指でとること。
ちなみに芸大式は1、2指だけでとってゆくらしい。
(フォイヤールにもその指使いのが載っていたような・・)
まあ自分の得意な方式でいいから、どちらかに統一するのがよい、と。
そうすると、どの調でも、
どのポジションから上がっても応用がきくそうな。
去年から何度もいわれているのに
根気が続かずサボってばかりだったので
いいかげん言われたとおりやらないと。
でもねえ、スケールの指使いについては迷うのだ。
1,2指でせりあがってゆく方式の良いところは、どの音から開始して何音分連続しても同じように弾けることな気がする。
決められた音からのスケールならいいんだけど、途中の音からn音続く音階型のフレーズ、っていうのはよく遭遇して、その時 1,2指と 1,2,3指の組み合わせだと、迷わないかしらん。
それと、上りの指と下りの指はいつも鏡像状態がベストなのかもわからん。
これが鉄壁だ!というスケール練習の楽譜があったら、それで練習したいのだが。
毎日全調スケールやってる、なんて話を聞くと、うへー、と思う。
やらなきゃいけないんだろうけど、そんな根性がない。
フォイヤールにも何種類もスケールが載ってて混乱する。
最近、本当にすぐに息切れする感じである。
「強く念じて頑張れば何でも手に入る」という神話を信じられなくなったからだろうな。
どんなに願ったって、どんなに努力したって、
手に入らないものは手に入らない。
かなわないものは、かなわない。
100年努力したって出来るようにならないものがある。
願いがかなうと信じられなきゃ、辛い努力を延々続けるモチベーションにならないなぁ。
盲信できるバカにならせてくれる教祖様がいれば、バカ一徹になれるかもしれないけれど。
無常感が先に立つようになってきちゃったなぁ。
老先生の言葉じゃないけど、がつがつせずに、自分の弾けるものだけを弾いてゆけばよい、という気持ち。
努力はほどほどに。
(でも、おだてられたら、うっかり頑張っちゃう可能性はあるけどな… 単純なので)
2.6度の重音スケール、1オクターブ分を毎日もうひとつ申し渡されたのは
6度の重音の音階。
G線のCとC線のEから始めて1オクターブ分。
完璧な音程。
次の音へレガートに連続する。
この二点
CE→ DF →EG(開放弦)という具合だが
練習としては、必ず
CE→ DF(スラー)、DF →EG(スラー)…
というふうに2つずつを続けて弾くこと
音程がはずれても、弾き(押さえ)直すのでなく、
弾きながら微調整でadjustすること
この次は3度のスケールを同様に。
========
相変わらず、テニスのコーチみたいなお兄さんでしたが、
あの健全で元気なキャラに、今日は少しポジティブパワーを注入された感じで
弾く気力がちょい戻りました。
やはり根が単純なので、
「よしっ!」「良くできた」「此処が良くなってる」
「此処がまだダメ」「もうちょっと頑張ろう」
「次はこの角まで」
という感じで励ましてもらうと、
「やればもう少し出来るかな」と希望の光が見えるような気になれますな。
…比べると、D先生のレッスンはハードルが高すぎて
毎回うちひしがれて家に帰って来るんですよねえ…
一生出来そうにない気分になるっていうか。
半べそかきながら、譜面に向かう、まさに辛い辛い「修行」です。
ストイック100%ね。
午後、買い物に出たついで、気分転換に、ピアノの楽譜をちょっと買ってきた。
私は ソナタアルバムあたりでピアノをやめた人間なので
あまりピアノ曲を知らないんです。世の中には山のようにピアノ譜があるというのに。
あてずっぽうに手にとって開いてみては、
譜面を見て頭のなかでソルフェージュしてみて
私の技量で手に負えそうな範囲で、
なんとなく旋律の綺麗そうな感じのもの、という基準で
全然知らない譜面をたまに買うのが楽しみ。
今日は、
メンデルスゾーンの無言歌集と、
シューマンの小品集みたいな楽譜
の2冊を買ってみた。
無言歌集っていうのは名前は知ってたけど、
恥ずかしながら「無言歌」で知ってる曲って、例の3月に弾いたOp108だけなんだな。
ピアノソロの方の曲集はまったく曲を知らない。
メンデルスゾーンだから旋律は多分綺麗だろう、と踏んで。
新しい楽譜を買うと、早く音を出してみたくてたまらない。
Mozartを真面目にさらったあと、2時間ぐらい、両楽譜を頭っから初見で弾いてみた。
私は、楽しみで弾こうという曲の「譜読み」で苦労なんてしたくないので
この程度の難易度の、初見から一応は音楽的に弾けて、すぐに曲がつかめるレベルのものがいい。
無言歌集からいくつか、ちょっと弾いてみようかなっていうのをみつけ
シューマンの方からもいくつかみつけたところで、時間切れでした。
次はいつ気が向くかな。
まあ、しばらく気分転換用のおもちゃにできそうです。
初見はいつも楽しい。
玉手箱を開けるようなワクワク感があります。
楽譜は、あぶり出しの設計図みたいなもの。
でもそれもピアノという楽器だからでしょう。
ひとりで曲を完成できますからね・・・
室内楽のチェロ譜だけ見たって楽しくないもの。
土曜日はまた自宅で室内楽の練習というか初見大会だ。
12月に何を弾くかの選曲を兼ねる。
数時間程度なので2,3曲かな。
メンデルスゾーンは難しいのでベートーヴェンの初期が候補かもしれない。
一番人気の4番はもう弾いてしまったので、さてどうしよう。
ただし、4回の練習でどうにかなる難易度でないとだめ。

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2013-07-13 (土) | 編集 |
忙しすぎるM師匠の、貴重な貴重なレッスン日であった。
まったく、どれだけ仕事かかえてらっしゃるのかと思うが、
そもそも仙台と東京の行き来だけでも大変な体力がいると思う。
ブログ見てると他にも、やれ京都だ、やれどこそこでリサイタルだと、
やれ音大の講義だと、とにかく忙しい。
27日は文化会館でリサイタルだしねえ。
M先生もD先生も忙しすぎ。
でもその貴重な1日を、アマの生徒を育てるこ
とに使って下さるのは有難いことです。
しかし。
16時という指定だったから油断して携帯電話を手元に置かずに予習していた私。
15時過ぎに支度のため移動して携帯を見たら師匠のメッセージが(汗)
げっ。少し早目に?? すぐ出なきゃ間に合わないじゃん(;´∀`)
身支度も半端なまま、慌てて車で出たら
「あっ 発表会の曲のスコア忘れた・・まああんぷしてるからいいか? でも書き込めないなぁ」
などとブツブツ言いながら、言われた時間に玄関の呼び鈴を押した。
ピンポーン・・・ あれ? もう一度。
あれ? なんで? 留守?
思案してから師匠の携帯に電話してみたら、
「いま、タクシーで向かってる すぐ着く!」・・・それから、なんか運ちゃんに指示してる声。
…来ました、来ました。白いチェロケース持って降りてきました。
お出かけだったのですね(--;
なんとまあ、せわしない。
というわけで無事レッスンにありつきました。
シュレーダーのエチュード66番の続きから。
(前回レッスンで65-67をやり、65は合格、あとは落第だったので)

指定はUH(弓の上半分)。
もうひとつ綺麗な音にならないと言う私へのアドバイス:
・弓を使いすぎない。
・今、弾いている場所が駒寄り過ぎる。
これは右手についての話。
それから左手についてのアドバイス:
(2年間ずっと叩き込まれてる事だが)シフトをもっと神経使って、というのは基本だが他に・・
4指で押さえる音が納得の音色になかなかならないと私が言ったら
「4指の欠点を改善する方法。」
・1指を離していいから、3指を添えてセットで押さえる癖をつける
(「僕は指、強いから1本でいけるけどね」・・・うらやましい)
・パンと叩いて早く押さえすぎている。置いてからゆっくり押さえてみなさい。
→→ 音が大変きれいになります。はい。
「ポジションチェンジ」については、D師匠にも同様のアドバイスを何度かいただいていながら、まだ完璧にならない。「綺麗だ」と自分で思える音が出ないことが多々ある。
行った先の理想の手の形にシームレスに変化することが肝要なのだが、もっと練習しないと。
ひとつ教えてもらったのは、たとえば1指なら1指で1ポジの基本ポジションの音から、同じ弦の一番高い音まで滑らせてみること。
そのうちのどれかの型になるはずだから。
一応、この「最下音から最高音」までの連続シフトはどの指のも先生に合格をいただいているので、あとは個別のポジションチェンジについての最適化をもっと丁寧に訓練するのみ。
わかっちゃいるんだけど、そこが私の未熟なところです。
ヴィブラート
これも、いよいよ本格的に特訓開始かな。
1/16音ぐらい変化させなさい、と言われた。
メトロノームゆっくり(いくつだか忘れた)かけながら、
最初は1拍に1揺れ。1弓を4拍ぐらいの速度。
次は1拍で三連譜。
だんだん早くしていく。
たとえばA線のDの音を、1,2,3,4指それぞれでこれをやる。
最終的に4本の弦すべてで同じことをやる。
Dの音程がずっと変わらないこと。
ひたすら丁寧に繰り返す。
絶対に腕の回転を使わないこと。
肘から指までの間を、いわば平行に揺らすような感じ。
前にM澤さんのレッスンでもアドバイスいただいてるのに、まだまだ出来てません。
気を抜くと回転が入っちゃう。
M澤さんに言われたのは、「押さえている指以外の手のすべてから力が抜けてること」だ。
もうひとつ忘れてた!
楽器の「調律」のためのスケール練習法
M師匠は大変音程に厳密な先生である。
「だいたい合ってる」じゃダメ。
なので、エチュードでも毎回叱られる…。
今日言われたのは、「C線のDが低い!」
楽器は正しい音、音程で鳴らしていないと、正しい音程がわからない楽器になってしまう。
で私のチェロも(私が悪いわけですが)、低音弦にその兆候が少し見られる、と(涙)
「それ、いわば”調律できてない状態”だよ。」とグサッと。
「まあ、大抵の奴が”だいたいその辺”な音程で弾いてるんだけどね」
う。私もその一人ですね。
しばらく師匠が私のチェロを「調教」して返してくれたら、少し音が変わった。
むぅ。
で、「調教の仕方」として練習法をいただいた。
DまたはDes-durのスケールを、4度取りながら完璧にやる
「なんとなく合ってそう」レベルではなく「完璧」の4度でやる。
根気よく、地道に。
がんばります。
あー 道のりは長い。
発表会までハイドンはストップしてるから、いつまでたっても終わらんし。
室内楽の勉強も始めたから、なんだか散漫になっちゃいそうだ。
「弦楽トリオの(チェロが)あまり難しくないのないですか?」なんて会話をしていたら、
「僕んとこに最初に来たころは、”ひとりで弾いてれば満足/室内楽もオケも興味ない”って言ってたくせにねえ」って笑われた。
「チェロなんてアンサンブルの楽器なのにチェリストらしくないなぁ、って思った」そうで。
今はチェリストらしくなったってことですかねー
月末には、かねてからいつもの発表会で声楽の方の伴奏でお見かけしていた、あるピアニストさんと、初合わせをさせていただきます。
もちろんレッスン代をお支払して来ていただきます。
その方がモーツァルトの歌の伴奏をされるのを以前聴き、「すごくこのモーツァルトの音が好きだなぁ」と思って印象的でした。
私がピアニストを選ぶ(おこがましいけど)基準のひとつに、
「モーツァルトやシューベルトが美しい」というのがあります。
好きなタイプのピアニストの方に一緒に弾いていただくと、きっとまた一歩前進できるのではないだろうかと思ったり。
ピアニストが見つかったことで、挑戦したい曲があれこれ出てきました。
2年以内にフォーレのチェロソナタ1番やってやるー!とか。
(あ、1,2楽章だけでいい。)
とりあえず10月5日の本番(ハイドンやる日)に、何かチェロ小品にチャレンジしようかと思います。
曲探しをしていて、あることに気づきました。
・私が弾きたいのは「大曲」より「小品」だということを再自覚しました。
→ 文学でも、小説や散文よりも、凝縮された誌や随筆に走るのと同じ指向でしょう。
・「歌」と感じられるような曲に惹かれます。自分が声に出して歌いたくなるような曲です。単旋律指向です。
自然と歌曲系に、好きな曲が見つかります。
フォーレの「月の光」という曲のスコアをみつけ、ピアノで音出ししてみたら、とても美しい曲。
チェロパートも弾いてみました。
一目ぼれしました。
大切に取り組みたいので、10月にはまだ取り上げないかもしれない。
でも必ずやりたい。
Apres Un Reveも 前2回弾いて、もちろん2回目の方が少しマシになったんだけど、
聴き返すと全然美しくなく、「こんなんじゃない!」という思いがたまっています。
多分 1番好き、と言えるぐらい好きな曲なので、一生繰り返して弾くでしょう。
去年9月から現時点の間に体験した、あたらしい苦しみや悲しみを、
その期間に習得したテクニックにより、
前よりももっと深い音を出せるようになっていたい。
聴いた人が 心が動揺して引きずり込まれるような「歌」を歌えたら本望です。
そのために一生かけてもいいかな。
「本当に出したい音(歌声)」が体の中に聴こえています。
少しでもその歌声に近づきたい、というのが私が楽器を弾く動機かもしれません。
歌曲を、歌曲として聴くと、「ことば」がついてきます。
私はことばで感情が書かれているものを歌うのでなく、
音の中に感情を吐き出したいのだと思います。
なぜって私自身は、あからさまな感情を人に伝えるのが本来は苦手だからでしょう。
だけど楽器なら、音楽の中になら出しても許される。
そこに吐き出せるようになれば、
少し救われるのではないかと思うのです。
体の中にある歌声を、
イメージ通りに音楽に出せるようになる日など
来ないだろうけれど、
目指す道のりはそれなのだと思います。
うまいね、と言われる必要はないから、
一生にひとりでもいいから、「とても心に残る音楽」だったと言われたい。
そしたら、自分はひとりぼっちじゃないと感じられるでしょうから。

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まったく、どれだけ仕事かかえてらっしゃるのかと思うが、
そもそも仙台と東京の行き来だけでも大変な体力がいると思う。
ブログ見てると他にも、やれ京都だ、やれどこそこでリサイタルだと、
やれ音大の講義だと、とにかく忙しい。
27日は文化会館でリサイタルだしねえ。
M先生もD先生も忙しすぎ。
でもその貴重な1日を、アマの生徒を育てるこ
とに使って下さるのは有難いことです。
しかし。
16時という指定だったから油断して携帯電話を手元に置かずに予習していた私。
15時過ぎに支度のため移動して携帯を見たら師匠のメッセージが(汗)
げっ。少し早目に?? すぐ出なきゃ間に合わないじゃん(;´∀`)
身支度も半端なまま、慌てて車で出たら
「あっ 発表会の曲のスコア忘れた・・まああんぷしてるからいいか? でも書き込めないなぁ」
などとブツブツ言いながら、言われた時間に玄関の呼び鈴を押した。
ピンポーン・・・ あれ? もう一度。
あれ? なんで? 留守?
思案してから師匠の携帯に電話してみたら、
「いま、タクシーで向かってる すぐ着く!」・・・それから、なんか運ちゃんに指示してる声。
…来ました、来ました。白いチェロケース持って降りてきました。
お出かけだったのですね(--;
なんとまあ、せわしない。
というわけで無事レッスンにありつきました。
シュレーダーのエチュード66番の続きから。
(前回レッスンで65-67をやり、65は合格、あとは落第だったので)

指定はUH(弓の上半分)。
もうひとつ綺麗な音にならないと言う私へのアドバイス:
・弓を使いすぎない。
・今、弾いている場所が駒寄り過ぎる。
これは右手についての話。
それから左手についてのアドバイス:
(2年間ずっと叩き込まれてる事だが)シフトをもっと神経使って、というのは基本だが他に・・
4指で押さえる音が納得の音色になかなかならないと私が言ったら
「4指の欠点を改善する方法。」
・1指を離していいから、3指を添えてセットで押さえる癖をつける
(「僕は指、強いから1本でいけるけどね」・・・うらやましい)
・パンと叩いて早く押さえすぎている。置いてからゆっくり押さえてみなさい。
→→ 音が大変きれいになります。はい。
「ポジションチェンジ」については、D師匠にも同様のアドバイスを何度かいただいていながら、まだ完璧にならない。「綺麗だ」と自分で思える音が出ないことが多々ある。
行った先の理想の手の形にシームレスに変化することが肝要なのだが、もっと練習しないと。
ひとつ教えてもらったのは、たとえば1指なら1指で1ポジの基本ポジションの音から、同じ弦の一番高い音まで滑らせてみること。
そのうちのどれかの型になるはずだから。
一応、この「最下音から最高音」までの連続シフトはどの指のも先生に合格をいただいているので、あとは個別のポジションチェンジについての最適化をもっと丁寧に訓練するのみ。
わかっちゃいるんだけど、そこが私の未熟なところです。
ヴィブラート
これも、いよいよ本格的に特訓開始かな。
1/16音ぐらい変化させなさい、と言われた。
メトロノームゆっくり(いくつだか忘れた)かけながら、
最初は1拍に1揺れ。1弓を4拍ぐらいの速度。
次は1拍で三連譜。
だんだん早くしていく。
たとえばA線のDの音を、1,2,3,4指それぞれでこれをやる。
最終的に4本の弦すべてで同じことをやる。
Dの音程がずっと変わらないこと。
ひたすら丁寧に繰り返す。
絶対に腕の回転を使わないこと。
肘から指までの間を、いわば平行に揺らすような感じ。
前にM澤さんのレッスンでもアドバイスいただいてるのに、まだまだ出来てません。
気を抜くと回転が入っちゃう。
M澤さんに言われたのは、「押さえている指以外の手のすべてから力が抜けてること」だ。
もうひとつ忘れてた!
楽器の「調律」のためのスケール練習法
M師匠は大変音程に厳密な先生である。
「だいたい合ってる」じゃダメ。
なので、エチュードでも毎回叱られる…。
今日言われたのは、「C線のDが低い!」
楽器は正しい音、音程で鳴らしていないと、正しい音程がわからない楽器になってしまう。
で私のチェロも(私が悪いわけですが)、低音弦にその兆候が少し見られる、と(涙)
「それ、いわば”調律できてない状態”だよ。」とグサッと。
「まあ、大抵の奴が”だいたいその辺”な音程で弾いてるんだけどね」
う。私もその一人ですね。
しばらく師匠が私のチェロを「調教」して返してくれたら、少し音が変わった。
むぅ。
で、「調教の仕方」として練習法をいただいた。
DまたはDes-durのスケールを、4度取りながら完璧にやる
「なんとなく合ってそう」レベルではなく「完璧」の4度でやる。
根気よく、地道に。
がんばります。
あー 道のりは長い。
発表会までハイドンはストップしてるから、いつまでたっても終わらんし。
室内楽の勉強も始めたから、なんだか散漫になっちゃいそうだ。
「弦楽トリオの(チェロが)あまり難しくないのないですか?」なんて会話をしていたら、
「僕んとこに最初に来たころは、”ひとりで弾いてれば満足/室内楽もオケも興味ない”って言ってたくせにねえ」って笑われた。
「チェロなんてアンサンブルの楽器なのにチェリストらしくないなぁ、って思った」そうで。
今はチェリストらしくなったってことですかねー
月末には、かねてからいつもの発表会で声楽の方の伴奏でお見かけしていた、あるピアニストさんと、初合わせをさせていただきます。
もちろんレッスン代をお支払して来ていただきます。
その方がモーツァルトの歌の伴奏をされるのを以前聴き、「すごくこのモーツァルトの音が好きだなぁ」と思って印象的でした。
私がピアニストを選ぶ(おこがましいけど)基準のひとつに、
「モーツァルトやシューベルトが美しい」というのがあります。
好きなタイプのピアニストの方に一緒に弾いていただくと、きっとまた一歩前進できるのではないだろうかと思ったり。
ピアニストが見つかったことで、挑戦したい曲があれこれ出てきました。
2年以内にフォーレのチェロソナタ1番やってやるー!とか。
(あ、1,2楽章だけでいい。)
とりあえず10月5日の本番(ハイドンやる日)に、何かチェロ小品にチャレンジしようかと思います。
曲探しをしていて、あることに気づきました。
・私が弾きたいのは「大曲」より「小品」だということを再自覚しました。
→ 文学でも、小説や散文よりも、凝縮された誌や随筆に走るのと同じ指向でしょう。
・「歌」と感じられるような曲に惹かれます。自分が声に出して歌いたくなるような曲です。単旋律指向です。
自然と歌曲系に、好きな曲が見つかります。
フォーレの「月の光」という曲のスコアをみつけ、ピアノで音出ししてみたら、とても美しい曲。
チェロパートも弾いてみました。
一目ぼれしました。
大切に取り組みたいので、10月にはまだ取り上げないかもしれない。
でも必ずやりたい。
Apres Un Reveも 前2回弾いて、もちろん2回目の方が少しマシになったんだけど、
聴き返すと全然美しくなく、「こんなんじゃない!」という思いがたまっています。
多分 1番好き、と言えるぐらい好きな曲なので、一生繰り返して弾くでしょう。
去年9月から現時点の間に体験した、あたらしい苦しみや悲しみを、
その期間に習得したテクニックにより、
前よりももっと深い音を出せるようになっていたい。
聴いた人が 心が動揺して引きずり込まれるような「歌」を歌えたら本望です。
そのために一生かけてもいいかな。
「本当に出したい音(歌声)」が体の中に聴こえています。
少しでもその歌声に近づきたい、というのが私が楽器を弾く動機かもしれません。
歌曲を、歌曲として聴くと、「ことば」がついてきます。
私はことばで感情が書かれているものを歌うのでなく、
音の中に感情を吐き出したいのだと思います。
なぜって私自身は、あからさまな感情を人に伝えるのが本来は苦手だからでしょう。
だけど楽器なら、音楽の中になら出しても許される。
そこに吐き出せるようになれば、
少し救われるのではないかと思うのです。
体の中にある歌声を、
イメージ通りに音楽に出せるようになる日など
来ないだろうけれど、
目指す道のりはそれなのだと思います。
うまいね、と言われる必要はないから、
一生にひとりでもいいから、「とても心に残る音楽」だったと言われたい。
そしたら、自分はひとりぼっちじゃないと感じられるでしょうから。

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2012-06-07 (木) | 編集 |
昼間、ピアノ・レッスン。夜、チェロレッスン。
えらく忙しい身の詰まった一日でした。
【ピアノ】
(1)シューベルト ピアノソナタ13番(A-Dur) 3楽章 初回
===
さらう時間不十分を承知での初回レッスン。やっぱり全然間に合ってない。
いくつかの同じ音形が調性を変えて何度もでてくるので、音形ごとにまとめてさらうと良いとのアドバイス。
「もう どの調性できたって関係ないわよ!状態になりましょう」・・・・・・ハイ(汗)
レッスン開始前に指慣らしでハノンの21番全調をやっていたのだが、
先生に 音をほめられた。バンザイ。
「良い音で弾いてますね」って。
がんばります。
シューベルトのこのソナタは大好きだから、全楽章をきちんと仕上げたいけど
見た目よりずっと難しい曲だと思う。
目標は12月の発表会かな~。
これを綺麗に弾けるためにはハノンのいくつかの全調練習と音階のやつと、
分散和音のやつは必須だなぁ。うーん。
(2)シューベルト 即興曲 1,2番
今度の発表会で弾こうかどうしようか迷ってる曲。
2番は子供の頃 暗譜したせいで ぜんぶ自分の中に入ってるからいいんだけど
1番がねえ。 難しいしねえ。
2番だけにするほうが無難なんだけど、1番、好きだし。
これから集中してさらって間に合えば1番も弾くか・・・ 自信ないなぁ。
シューベルトをやって改めて痛感したのが、「順番に学ぶ重要さ」
ハイドン、モーツァルト、ベートーベンのソナタは順番にやってて
今回初めてシューベルトのソナタ。
シューベルトは即興曲の2番しかやったことがない。
同時に春に弦楽五重奏曲も学んだので、集中してシューベルトに取り組んでいる形になる今年。
確かにモーツァルト→シューベルトというラインを感じる。
モーツァルトで先生に教わったことが、伏線になってくる感じ。
とにかく旋律と和声のポリフォニックな美しさにしびれる。
ここは三声で ここは二声で・・・・・というのが自然に浮かび上がってくる。
左手の小指は大活躍ですね。 ここでバスの旋律を自在に歌いつつ 他の指は別のことをする、みたいな。
まさにチェロ的。
美智子先生に師事して10ケ月。
和声を重点に指導していただくお願いをして、実際 本当にためになった。
成果はチェロに活かしたい。
ま、技術的にはへたっぴですけど。
【チェロ】
シュレーダー 37番復習。
まだまだなんだけど、あとは自分でさらうこととして、
38番、39番、40番でこってりしぼっていただく。
エチュードなんだから完成度命、がんばります・・。
バッハの4番プレリュード初回(厳密には前回 さわりだけチェックしていただいている)
・ゆっくりと全弓で 純正律の正しい音程ですべての音を弾く練習
まだできてません。すみません。
先生が通奏低音を弾いてくださり、そこで音程をこってりしぼられながら 通しで見ていただく。
ああ、音程悪い。 よく先生、切れないで我慢して下さったな・・・ すみません。
次回レッスンまでにはなんとしても、もっと音程よくしないと見捨てられる。
→ ピアノで 通奏低音だけ録音して、それにあわせてまず 平均律でちゃんと合わせてみよう
4番は、フラット3つ、やりにく調性だから ほんと難しい。
手強いのはわかってたから先生に「4番やりましょう」と言われた時は、緊張した。
今日も 難しそうならやめてもいいけど、っていわれたけど、それは悔しい。
せっかく、取り組み始めたんだから、できるまでやる決意。
まず音程。
次、右手と左手の改善。
最後に 音楽的つくりの研究。
道のりは長いぞ。
でも 乗り越えたらきっと一皮?むける。
取り組みがいのある名曲ですから頑張ります。
さて何ヶ月かかるかな。
3番や1番は調性が楽だったからなあ。
しかし今日はこってりしぼられました。
でも 私の4番があまりにひどかったからでしょうが
最後に先生が4番プレリュードを完奏してくださったのを じっくり聴けたのは 幸せだったかも。
うれしかった。

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えらく忙しい身の詰まった一日でした。
【ピアノ】
(1)シューベルト ピアノソナタ13番(A-Dur) 3楽章 初回
===
さらう時間不十分を承知での初回レッスン。やっぱり全然間に合ってない。
いくつかの同じ音形が調性を変えて何度もでてくるので、音形ごとにまとめてさらうと良いとのアドバイス。
「もう どの調性できたって関係ないわよ!状態になりましょう」・・・・・・ハイ(汗)
レッスン開始前に指慣らしでハノンの21番全調をやっていたのだが、
先生に 音をほめられた。バンザイ。
「良い音で弾いてますね」って。
がんばります。
シューベルトのこのソナタは大好きだから、全楽章をきちんと仕上げたいけど
見た目よりずっと難しい曲だと思う。
目標は12月の発表会かな~。
これを綺麗に弾けるためにはハノンのいくつかの全調練習と音階のやつと、
分散和音のやつは必須だなぁ。うーん。
(2)シューベルト 即興曲 1,2番
今度の発表会で弾こうかどうしようか迷ってる曲。
2番は子供の頃 暗譜したせいで ぜんぶ自分の中に入ってるからいいんだけど
1番がねえ。 難しいしねえ。
2番だけにするほうが無難なんだけど、1番、好きだし。
これから集中してさらって間に合えば1番も弾くか・・・ 自信ないなぁ。
シューベルトをやって改めて痛感したのが、「順番に学ぶ重要さ」
ハイドン、モーツァルト、ベートーベンのソナタは順番にやってて
今回初めてシューベルトのソナタ。
シューベルトは即興曲の2番しかやったことがない。
同時に春に弦楽五重奏曲も学んだので、集中してシューベルトに取り組んでいる形になる今年。
確かにモーツァルト→シューベルトというラインを感じる。
モーツァルトで先生に教わったことが、伏線になってくる感じ。
とにかく旋律と和声のポリフォニックな美しさにしびれる。
ここは三声で ここは二声で・・・・・というのが自然に浮かび上がってくる。
左手の小指は大活躍ですね。 ここでバスの旋律を自在に歌いつつ 他の指は別のことをする、みたいな。
まさにチェロ的。
美智子先生に師事して10ケ月。
和声を重点に指導していただくお願いをして、実際 本当にためになった。
成果はチェロに活かしたい。
ま、技術的にはへたっぴですけど。
【チェロ】
シュレーダー 37番復習。
まだまだなんだけど、あとは自分でさらうこととして、
38番、39番、40番でこってりしぼっていただく。
エチュードなんだから完成度命、がんばります・・。
バッハの4番プレリュード初回(厳密には前回 さわりだけチェックしていただいている)
・ゆっくりと全弓で 純正律の正しい音程ですべての音を弾く練習
まだできてません。すみません。
先生が通奏低音を弾いてくださり、そこで音程をこってりしぼられながら 通しで見ていただく。
ああ、音程悪い。 よく先生、切れないで我慢して下さったな・・・ すみません。
次回レッスンまでにはなんとしても、もっと音程よくしないと見捨てられる。
→ ピアノで 通奏低音だけ録音して、それにあわせてまず 平均律でちゃんと合わせてみよう
4番は、フラット3つ、やりにく調性だから ほんと難しい。
手強いのはわかってたから先生に「4番やりましょう」と言われた時は、緊張した。
今日も 難しそうならやめてもいいけど、っていわれたけど、それは悔しい。
せっかく、取り組み始めたんだから、できるまでやる決意。
まず音程。
次、右手と左手の改善。
最後に 音楽的つくりの研究。
道のりは長いぞ。
でも 乗り越えたらきっと一皮?むける。
取り組みがいのある名曲ですから頑張ります。
さて何ヶ月かかるかな。
3番や1番は調性が楽だったからなあ。
しかし今日はこってりしぼられました。
でも 私の4番があまりにひどかったからでしょうが
最後に先生が4番プレリュードを完奏してくださったのを じっくり聴けたのは 幸せだったかも。
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2012-05-14 (月) | 編集 |
エチュードしっかり見ていただく。
右手も左手も弱いからエチュードを真面目にやらないと。
先生の手の動きはなんて美しいのだろう。
左手の指の動き、右手の動き。
左手の指の動きの美しさ。
明確で無駄がなく。
美しい手の動きからしか美しい音は出ない。
スポーツ選手だって、フォームが美しい。
腹筋、背筋もちゃんとついてないとダメ、っていう。
必要な力はあり、無駄な力は入ってない状態。
力学的に最も適切な動き。
レッスンの間は こなしきれていない自分のシゴトのことを忘れていた。
明日からかなり必死にならないといけないけど。
ああでも、もっとマシになりたい。
もっと美しい動きをしたい。
もっとまともに弾きたい!
左手のシフティングの研究は相変わらず続けている。
ポジションが飛ぶ時の肘、肩、腕、手先と指先それぞれの動き。
うまく行った時は音が美しい。
ああなんでこんなにも基礎を全部忘れちゃってるんだろ、私の体。
悔しいな。
何倍もさらう以外ないんだよな。
時間が惜しい。
それに17日はバロックの通奏低音の合わせがあって19日には本番弾かなきゃならないんだけど
シゴト、シゴト、シゴトが間に合わないぞ 練習してたら・・・
困ったもんだ
私はなんでこんなアホなんでしょ。
なんにせよ「折り合いをつける」ってのが実は下手くそなんじゃないか、って今頃 気づいた。
そんなに不器用じゃないつもりだったのに、
全然そんなことないぞ、これじゃ。

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右手も左手も弱いからエチュードを真面目にやらないと。
先生の手の動きはなんて美しいのだろう。
左手の指の動き、右手の動き。
左手の指の動きの美しさ。
明確で無駄がなく。
美しい手の動きからしか美しい音は出ない。
スポーツ選手だって、フォームが美しい。
腹筋、背筋もちゃんとついてないとダメ、っていう。
必要な力はあり、無駄な力は入ってない状態。
力学的に最も適切な動き。
レッスンの間は こなしきれていない自分のシゴトのことを忘れていた。
明日からかなり必死にならないといけないけど。
ああでも、もっとマシになりたい。
もっと美しい動きをしたい。
もっとまともに弾きたい!
左手のシフティングの研究は相変わらず続けている。
ポジションが飛ぶ時の肘、肩、腕、手先と指先それぞれの動き。
うまく行った時は音が美しい。
ああなんでこんなにも基礎を全部忘れちゃってるんだろ、私の体。
悔しいな。
何倍もさらう以外ないんだよな。
時間が惜しい。
それに17日はバロックの通奏低音の合わせがあって19日には本番弾かなきゃならないんだけど
シゴト、シゴト、シゴトが間に合わないぞ 練習してたら・・・
困ったもんだ
私はなんでこんなアホなんでしょ。
なんにせよ「折り合いをつける」ってのが実は下手くそなんじゃないか、って今頃 気づいた。
そんなに不器用じゃないつもりだったのに、
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