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チェロとピアノと室内楽漬けの中、レッスンメモや練習メモ、合間に日々の徒然を綴ります。
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Gavotte2とGigueが難しい
2015-08-15 (土) | 編集 |
残り3曲を詰めている5番ですが
いま大きな壁になってるのが Gavotte2とGigue

なかなか思い通りになりません。
Gavotte1は 重音が多く、いかにも難しいとお思いでしょうが
2の方がずっと難しく感じています。

BOWING、音色のコントロール、フレージング、、

割合、動きのない世界なのです。
1の方は動きがあるのでやりやすい。

理想は「UPとDOWNの返しをどこでしているか分からないような、ずっと続く 息の長いフレーズ」

時々、録音してチェックしつつ研究を続けています。
スラーをどう処理するかも試行錯誤
どう弾いたらどう聴こえるか・・・
やはり録音は有用です。


GIGUEも難しい。

脳内のイメージどおりの音楽を紡ぎだすことが難しいと感じます。

原点に返ってメトロノームでやらなくては。

本番は9月26日。
あと1ケ月少しですが
今月中には目鼻をつけないと仕上げが間に合いません。

頑張ります。






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5番の全曲演奏を目指して。
2015-07-29 (水) | 編集 |
9月26日午後 御苑のいつもの場所で、5番の総仕上げとしての全曲通しでの本番を弾きます。
現在はそれに向けて毎日 細部と全体構成の詰めを行っています。
前回は Prelude -Sarabande - Allemande の順の3曲でプログラムを編成しましたが
今回はフルにやりますので 弾き方も変えてゆく必要があります。
壮大な序曲が終わったあとから 舞踏が始まる。
Allemande -Courante -Saraande - Gavotte - Gigue.

私のイメージでは、5番は全体的に内向的で自分に向かってゆく音楽ですが
その中でCourante と Gavotte 1 は比較的 外に開かれている。
Sarabande が最高潮に内省的な瞑想的音楽。

Gavotte2は、荒涼とした荒野にひとり 立っているよう。心の中に風が吹くみたいです。

そして再び、Gavotte1 に戻って しっかりと終わる。

物語の幕が一旦降りた後、 とつとつと、モノローグのような Gigue が始まり、 すべてが終わるのです。

この自分の感じている世界観を演奏で表現するの 本当に難しく、日々 ああでもないこうでもないと研究しています。

Gavotte2の 動きのない動きをどうするか、、、 主として右手の技術の問題になるのですが
非常に難しいです・・・

で、Gigue.

テンポはようやく定まり まずはメトロノームでストロークを考えつつ作り込んでいます。
理想のイメージは脳内に明確になりましたが実装する技術がっ!!!!

しかし各曲で声部をどうとらえるか、どういうシナリオをイメージするかの自分の中で解釈がだいぶ明確になってきました。

特にSarabandeは 前回はまだ「これだ」と思うところまで確定出来ませんでしたが、
今は自分なりの明確なストーリーが出来ました。
どこまで表現できるかなあ。

ちなみに、声部の解釈とボウイングはリンクします。
和声の響かせ方もリンクします。

余裕があれば一部でも そういった自分の解釈を書き記したいのですが。


興味のある方は9月26日 どうぞ聴きにいらしてください。
御苑、大木戸門すぐ近くの M音楽院です。





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5番集大成レッスン(7/7)
2015-07-06 (月) | 編集 |
1月頃からCourante, Gavotte, Gigueのレッスンを受けてきましたが
9月26日の御苑のいつもの発表会で、5番の総仕上げのつもりで全曲弾きます。

で、発表会の参加資格を得る目的もあり、
明日7月7日火曜日17時ぐらいから90分、「DUO林」の林俊昭先生のレッスンを受けます。
こちらを、もしも聴講してみたい希望がございましたらお取次ぎいたします。
非公開コメントなどで お名前と聴講希望とコメントの上 直接 お越しください。
レッスン場所は新宿御苑のマエストローラ音楽院のサロンです。
(聴講料は 2千円だと思います。受講者の紹介、と受付にお伝え下さい)

場所
http://www.maestrora.jp/access/



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備忘
2015-03-05 (木) | 編集 |
2度目の本番を終えてクーラント、ガヴォットの第1回レッスンに進んだが、
音源も公開したことだし、一度 おおまかに振り返ってみようと思います。
( 音源

まずは「プレリュード」。 5番の命ともいえるこの素晴らしい大曲について、今回はとことん勉強させていただきました。
思い出すままに勉強したポイントをメモしておきます。
自分なりに 本番の音源を聞き返すと、まあまあ出来てるなと思います。

================
◆プレリュード

★調弦:

☆調弦のポイント:
チューナー使って構わないが、チューナーだけでは不十分。
もちろん 2弦ずつの重音で耳を使って合わせるが、
必ず「すべての倍音レベルが完璧に綺麗に響く調弦」を心掛けるべし。
そうしないと冒頭のCのオクターブの段階でどうやってもビシっと世界が決まらないのです。


開放弦で調弦したあと、各弦のフラジオ3か所ぐらい、それぞれ隣の弦のフラジオを使ってしっかり耳を使って聴いて微調整してください。

これが合ってないとどうなるか。

開放弦のCと、G線のCが単音では合ってるように思えても、
同時に弾くとどうやっても響きがピタッといかないんです。
スコルダにしていると、より一層、倍音があちこちで鳴るのではないかと思われます。
主音のCに対する5度のGが2本あるのですからなかなか強力です。

(ちなみにG線を開放で弾いたときの響きがすごいですよ。もちろん精密に調弦出来ての話なのですが…)
2本のG線が完全に合う事。
そこにドミナントのCがしっかり合う事。

この調弦で弾くと c-moollの中でGがどれだけ重要か体感できるはず。

…今回の本番、自分的にはこの調弦精度に満足していません・・・それが悔しいな。
それに身体の準備不足で弾き始め、その分で 音程をずいぶん外したのが悔しいです。
脳内にある、出したい響きを出し切れませんでした。



★プレリュードは次の2つの部分で出来ています。

A: 2/2の部分(序曲)
B 3/8の部分(Fuga)


とにかくまずは、Aの部分を徹底的に仕上がて聴かせること。 でないと延々続くBの部分を引っ張っていけません。

【Aの部分】

Aの部分、バスの進行をしっかり感じる事。
バスは主として重音の下の音で進行していきますが、これを印象的に運びたい。
耳をよく使って、右手・弓の使い方を研究してください。
どうしたらバスの響きが浮かび上がってくるか。
どういう意思で音楽を運びたいのか。

アコードを弾くときは 各音の音量と長さそれぞれをよく計算する。頭でというのではなく全身を耳にして一番音楽的に美しい響きをつくる。全部の構成音が同じ長さではないし音量でもありません。
どの音について弓を弦からいつ離すか。 離しても響きを残すならどの程度残すか。
4音アコードで2音+2音にするのか 1音+3音にするのか、もっと分散するか。それはどんな響きが欲しいからそうするのか。 どの音を一番大切に聴かせたいのか、それはフレーズの中でどの位置づけとして聞かせるのか。



それからフレージングとテンポ。

D先生にしつこく指導されたのが 「これは2分の2拍子である」ということです。
絶対に、とらえかたが4拍子になってしまわないこと。
一例をあげれば、 2小節目の3,4拍の部分、 たーららたーららというところ、
初めてのレッスンの時、2つに刻んで聴こえてはダメ、とここで注意されました。
たーらら ・ たーらら と2つに聴こえてはいけない、 「たーららたーらら」までで一つの流れを作りなさい、と。

もう一つ挙げれば、
強拍(各小節の1拍め)の音の時間的流れを意識しなさい、とも。
まるで太い柱がずーっと先まで並んでいる回廊を歩いているかのように。
次の柱がどこに来るか常に感じられるような音楽の作り方。


また、フレーズを考える際は(どの先生にも言われることですが)、 旋律よりも和声で考える。
今弾いてる和音はテンションなのか解決なのか。
同じ和音はどこまで続いているのか。(どこで変わるのか。)

テンションコードが続く間は 解決音に行きつくまで一気にフレーズをとらえる。途中でダレない。
解決の和音は、ゆるむ。やさしい音で弾く。強く弾かない。など。

これは何を弾くのでも同じなので、よく意識すると良いと思います。
(アルマンドでかなり意識しました)


なお、AからBに変わる最後の重音について
当初は 「完全に終わる」解釈で 音を処理していましたが、
今回の本番では、もっと次につながる予感を秘めた解釈に替えました。
ここにフェルマータを入れない演奏、すごく長くして終わる演奏、いろいろありますが
前回は後者寄りの解釈、今回は前者寄りの解釈です。

実は、ここはすごく難しいです。



【Bの部分】
冒頭の出方が本当に難しいです。

私は ここは 内省的な(ほの暗い) 「呟き」から始めたかった。
そして徐々にテンションが強くなり、冒頭の内向的呟きからは想像がつかぬほどの激しさと暗さをラストに向かって炸裂させたいと思いました。 


弓の使い方として、Bの部分は 大別して3つあります。

8分音符、16分音符、 その合成したところ。

で、とにかく8分音符と16分音符の音色の弾き分けが最初の練習ポイントでしょう。

譜面台で隠れてボウイングがよく見えないかもしれませんが見ていただけると何をしようとしているか少し分かっていただけるでしょうか。

※4/14加筆: ボウイングについては、Bach in the Subwayの動画が よく見えます。
http://lechatvc.blog.fc2.com/blog-entry-380.html


12月の本番でもまだ途上で、8分音符で弓の量が全然使えてなかったのですが
今回はだいぶ使えるようになりました。

8分音符、 このような響かせ方(ベターっとひきずるのでもなし、途切れてしまうでもなし)をするために
開放弦でひたすら 8分音符のボウイングをやりました。

聴いた感じの軽さよりは弓幅を使います。
スピードは早いです。しかし最初の発音時は神経をMAXで発音してください。
ぶん…!(余韻)という音。 音の波形で見たら 長めの(角を丸めた)楔形を 右に倒した感じ?

弦を力で鳴らすのではなく 弦自身がピタっと振動しだすのに必要十分な初動を与え、
そのあと決してその振動を邪魔することなく弓の量を使う。
サーフィンなどで波頭にぴたっと乗った後、下手な人は波の勢いをそいでしまって遠くに行けないですよね。
上手い人は波の力そのものを最大限に使って運ばれます。

弦を鳴らすのも同じです。力で抑え込むと音響を抑制し、あまり聞こえてきませんし響きが濁ります。

8分音符の音については大分良くなったものの、まだ理想は先にあります。

次に16分音符。
これがまだ不十分・・・

4音完璧にフラットに、弓ももう少し幅を使って・・・ まだ練習は続きます。
UPとDOWNが均質の音色であること。 UPとDOWNを入れ替えて練習してみたり色々やり方はあるかも。

8分音符と 16分音符は 別の人が弾いてるように弾き分けたい。 
異なる「声部」の対話がそこにあります。


そしてフレージング。
なにしろB部分は長い。
フーガなので 同じようなのが延々続きます。

起承転結というか、大きな構成を考えなければ、聴いている人を最後までひっぱってゆけません・・・。


聴いていただいて 少しは 私がどこまでを1ブロックとして曲を構成しようとしたか、
ストーリーを感じていただければ嬉しいです。




★c-mollの音程
今回 外しまくってるので大きなことは言えませんが、
外してることは自覚しており、練習時にめざした音程については理解しているので、
ポイントを少し。
フラット3つのEs-durもそうなのですが(4番ね)

BとEsとAsには注意してください。 (ドイツ音階なのでBはシのフラットのことです)
チューナーに頼らないように。(目安に使うなら チューナーの真ん中の両側にひとつずつついている印の音程が関わってきます)

ひとつだけ基本の基なので書いておくと、
Es-G-B という和音とその展開形は随所に出てきますが、
Es-G, G-Bの3度は狭いです。

Esを基準に出来ればいいですが、だいたいGが開放弦なので Gを中心に上を低く下を高く取ります。

練習するときは まず Gの開放弦とEsの2音で 濁りのないEsの音の位置を探してみてください。
これだと思ったらチューナーで見てみてください。
同様にBも 開放弦のGと同じ音程のGと一緒に2音で取って下さい。


こういった注意点は常に念頭に置いて音程を「旋律」ではなく、 その時の和音の中で取る癖をつけてください。

思い出せる部分だけ書いてみました。

実際はこの100倍以上ありますが、それは書ききれないので…(笑)






付け足しです。


先生連のおひとりが 録音を聴いて下さり大変ありがたい講評をいただきました。

内容は省きますが 一点、 へえ、と思ったこと。

「スコルダ+バロックボウ で大正解だった。
スコルダ→弦の張力を下げている → 張力を下げるとより大きく弦は振動する
 →それをバロックボウで弾くことで相乗効果が出ている。
 (よく響かせられてるということ?)

また倍音が変わって、非常に陰影のある音色になる。

これは好き嫌いは人によってあるかもしれないが、立派にひとつの回答となっている。」


勿体なさすぎる講評なのはもちろんなのですが、
弦の張力云々の指摘が新鮮でした。 プロの耳はすごいですね・・・・













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予行演習的本番終了
2014-12-26 (金) | 編集 |
先週の音源です。。

出来はGPの半分ですがね・・・ 音程あちこち上ずってるのは 緊張のせいか…orz

ぴたっと楽器が身体に入った時は音程も音もすべてが安定して楽に弾けるわけですが
毎回そういかないのが私の悩みで、
この時は 最終のAllemandeのころようやく楽器がはまりました。




ちなみに、曲順を
Prelude - Sarabande - Allemande としました。

6曲のうちの3曲だけだったため、3曲で完結するプログラムとして考えると
この方がバランス的に良いだろう、という意見(4先生のうち3先生が合意)です。

Sarabandeはだいぶわかってきたけど、
もっと2月11日までにブラッシュアップします。
まあ3曲とも、ですけど・・








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